弥生人も食べていた瓜(うり)

山城の 狛のわたりの 瓜つくり なよや らいしなや さいしなや 瓜つくり 瓜つくり はれ 瓜つくり 我を欲しと言う いかにせん なよや らいしなや さいしなや いかにせん いかにせん はれ いかにせん なりやしなまし 瓜たつまでにや らいしなや さいしなや 瓜たつ間 瓜たつまでに(催馬楽『山城』)

道の駅ほうほく 展望テラスより(山口県下関市豊北町)

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは、空にうっすら雲が出ていて、暑さがしのぎやすそう。お出かけ日和ですね!

マクワウリ 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

 

山城の 狛のわたりの 瓜つくり なよや らいしなや さいしなや 瓜つくり 瓜つくり はれ 瓜つくり 我を欲しと言う いかにせん なよや らいしなや さいしなや いかにせん いかにせん はれ いかにせん なりやしなまし 瓜たつまでにや らいしなや さいしなや 瓜たつ間 瓜たつまでに(催馬楽『山城』)

山城(やましろ)の 狛(こま)のわたりの 瓜(うり)つくり なよや らいしなや さいしなや 瓜つくり 瓜つくり はれ 瓜つくり 我を欲しと言う いかにせん なよや らいしなや さいしなや いかにせん いかにせん はれ いかにせん なりやしなまし 瓜たつまでにや らいしなや さいしなや 瓜たつ間(ま) 瓜たつまでに(催馬楽『山城』)

山城国(やましろのくに:京都府)の、狛(こま:木津川市山城町)のあたりの、瓜農家、ナヨヤ・ライシナヤ・サイシナヤ、瓜農家、瓜農家、ハレ、瓜農家、私を嫁に欲しいと言うの、どうしよう、ナヨヤ・ライシナヤ・サイシナヤ、どうしよう、どうしよう、ハレ、どうしよう、そうなってしまうのかしら、瓜が熟するまでには、ライシナヤ・サイシナヤ、瓜が熟する間に、瓜が熟してしまうまでに(催馬楽(さいばら)『山城(やましろ)』)

ソーメン瓜 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

今回の冒頭は催馬楽『山城』から。催馬楽(さいばら)は平安時代に流行した歌謡で、笛や琴などの楽器による伴奏がついて歌われました。寺院の法会で奉納されたり、同窓会での校歌のように宴会の場で参加者が一緒に歌ったりしたのでしょう。

タイトルの「山城(やましろ)」は地名というか(山口県を長門・周防と言うような)旧国名で、現在の京都府のこと。「狛(こま)」は、京都府木津川市山城町(昔の相楽郡山城町)にある地名。「ナヨヤ・ライシナヤ・サイシナヤ」「ハレ」は囃子言葉(はやしことば)で、そこで言うことがお約束になっている掛け声のようなもの。

「瓜(うり)つくり(作り)」は、ここではわかりやすく「瓜農家」としましたが、狛は瓜の産地として知られていたのでしょうね。瓜作りをしている農夫に口説かれて、どうしようという女の悩みをユーモラスに歌っています。

沖縄うり 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

瓜は、考古学的には「メロン仲間」とされたりして、弥生時代から食べられてたことがわかっています。とはいえ、その頃の瓜は、ピンポン玉のような小さな果実をつけるザッソウメロン。古墳時代以後に多様化し、シロウリやマクワウリの仲間が作られたとのこと。道の駅ほうほくでは、マクワウリやソーメン瓜も扱っているので、古代に思いを馳せながら食べてみるのも一興かと。

土井ヶ浜遺跡・発掘調査開始70周年記念、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム開館30周年記念企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』 (山口県下関市豊北町)

道の駅ほうほくからほど近い、下関市豊北町にある土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムでは、土井ヶ浜遺跡発掘調査開始70周年記念、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム開館30周年記念企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』を開催中!

土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム入口 「鵜を抱く女」看板 (山口県下関市豊北町)

2000年前の土井ヶ浜に暮らした弥生時代の人々の、衣食住など生活スタイルが少しずつわかってきていますが、個人的に宣伝したいのは、土井ヶ浜遺跡のヒロインと言えば、「鵜(う)を抱く女」ですが、なんとあの鳥は「鵜」じゃなかったそうです!

土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

そして、土井ヶ浜遺跡で出土していた鉄器。これまで下関市の弥生時代は、金属器出土状況で見ると、南ほど濃く北に行くほど薄い…つまり、市街地の方が都会で豊北町は過疎地みたいなイメージだったのですが、土井ヶ浜でも鉄器が出土しており、しかも棒状鉄素材の可能性があるとか。できあがった鉄器がたまたま持ち込まれたのではなく、鉄器を作る製作流通ルートに位置していたかもしれません。興奮しますね!

土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

そして今回の展示では、女性が楽しい貝や石や金属を加工したアクセサリーもたくさん。翡翠(ひすい)製の勾玉(まがたま)は、新潟県糸魚川(いといがわ)産の硬玉翡翠。碧玉(へきぎょくせい)製の管玉(くだたま)は、石川県小松市産がほとんど。アマゾナイト(天河石)の青色小玉は、朝鮮半島産。日本海側の宝石交易ルートに、土井ヶ浜も入っていたのでしょう。

土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』は、11月15日まで。8月6日(日)には、貝で腕輪を作るイベントも企画されています。夏休みの作品にも良いですね。

土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

土井ヶ浜遺跡発掘調査開始70周年記念、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム開館30周年記念企画展『新説・土井ヶ浜弥生人』

*会期:2023年7月11日(火)~2023年11月5日(日)9:00~17:00
*会場:土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム(山口県下関市豊北町神田上897-8)
*問合せ:083-788-1841
*入場料:大人200円、大学生等100円、高校生以下無料

 

◇ 8月 は休まず営業いたします

いつも、道の駅 北浦街道 豊北をご利用いただきまして

誠にありがとうございます。

8月は休まず営業いたします。

みなさまのご来店を心よりお待ちしております

よろしくお願いいたします。

ほっくん 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

 

8月イベント&お買い得と豊北町梨園情報

こんにちは。橋本です

毎日毎日、毎日毎日、暑い日が続きますね~。7月ももう終わり。明後日から8月です。まだまだ夏真っ盛り皆様、どうか熱中症には十分にお気を付けくださいませ。

 

さて、道の駅北浦街道豊北は8月は休まず営業いたします!

イベント&お買い得情報もできました

 

また、ほうほく夢市場では、早い品種の豊北梨が販売されています。

今年は、豊北町梨組合さんが解散した為、個々の農園さんが出荷されています。

そして、残念なお知らせがあります。

昨年までは道の駅豊北で梨の贈答用の地方発送の窓口を承り梨組合へ発注していましたが、梨組合さんが解散した為、今年から道の駅豊北での贈答用の地方発送の受付をいたしません

毎年、ご注文くださっていたお客様には大変申し訳ありませんが、贈答用のご注文については、各農園さんが窓口になりますので、農園へお電話ください。

今年は猛暑日が多いこともあり、梨の実りが早いようですので、ご注文はお早めに。

 

週末はマグロとウナギで

みなさま、こんにちは白石です。

ようやく梅雨が明けスッキリとした天気が続いています。

週間予報もほぼ晴れの日一色です。

屋外で作業などをされる方は十分にお気を付けくださいませ。

さて、本日は毎月最終土曜日恒例のマグロ日です。

生本マグロの即売会は毎度人気のイベントですが今回は何と青森県は大間

産の生本マグロです。

90㎏の立派な生本マグロです。

大間産のマグロは次回の入荷は未定ですので、この機会にぜひいかがでし

ょうか。

また、明日7月30日は土用の丑の日です。

道の駅北浦街道豊北では、鹿児島県産うなぎ蒲焼も販売しております。

こちらもマグロと合わせてこの暑い7月の月末の土日に贅沢にいかがでし

ょうか。

そして、話は変わりますが先日のお休みに角島のお店に行って来ましたの

で紹介したいと思います。

海神さんです。

オムライスやパスタ、カレーなどがあります。

今回はオムライスをいただきました。

優しい味わいでとても美味しかったです。

店内はこのような感じです。

場所は角島八幡宮近くの長岡商店の隣になります。

営業時間:木・金・土曜日 11:00~15:00です。

興味のある方はいかがでしょうか。

道の駅ほうほくの冷たいスイーツと滝部の城山城

勝地本来無定主、大都山属愛山人。(白/『和漢朗詠集』下巻492番)

豊北の夕空(山口県下関市豊北町)

こんにちは。山田です。昨夜の夕焼けはとても綺麗で、今朝も道の駅ほうほくは快晴、朝から暑いです。こんな日は冷たいものが欲しくなりますね。

道の駅ほうほく 小駅のドライフルーツアイス(山口県下関市豊北町)

道の駅ほうほくの屋外屋台には、冷たいスイーツがたくさんあります。小駅のドライフルーツアイスは、刻んだドライフルーツがソフトクリームの風味をグレードアップ♪

虹色マーメイドさんのピンクレモネードソーダ 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

虹色(なないろ)マーメイドさんのピンクレモネードソーダは、暑い夏にぴったりのさわやかな風味。色鮮やかで、見た目も楽しいです。

特牛焼きさんのレインボーかき氷 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

特牛焼きさんのレインボーかき氷は、カラフルな見た目といろんな味が楽しめます。出会えたらラッキーな一品。

POPOROさんのジェラート 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

店内に入り、道の駅の売店ほうほく夢市場では、地元の冷たいスイーツも扱っています。豊北町神田のPOPORO(ポポロ)さんと、豊北町滝部のmamena(マメナ)さん。

焼き立てパン工房ラ・メールでは、ディッピンドッツ。一番人気はレインボー、いろんな色と味がはじけて、心も弾みます。

先週(7/22)から、下関市唐戸にある旧英国領事館で、『下関城郭サミットパネル展~しものせき12の城跡紹介~@旧下関英国領事館』が始まりました。明日(7/29)13時半からは、『海峡の城』をテーマに特別講演が、YouTubeチャンネルでLIVE放送。講師は下関市役所の史跡情報発信の双璧、田中洋一さんと中原周一さん。お城好きな方はぜひ!

城山公園(山口県下関市豊北町滝部)

豊北町から下関城郭サミットに参加するのは、滝部地区の南東側にある城山城。ただし城山城は、一般的なお城のイメージである、江戸時代の「瓦屋根と白い壁の天守閣」「水堀と石垣」ではありません。もう少し古い時代、室町時代頃の、山を削って作られたお城です。

山城というか小さな丘陵地ですが、南側のてっぺんに主郭(しゅかく)と、それを取り巻く腰曲輪(こしくるわ)があり、井戸の名残のようなものも。城山の北側には、室町時代のメインロード肥中街道(ひじゅうかいどう)があります。

城山公園(山口県下関市豊北町滝部)

城山城は防御機能がそれほど強くないため、交通の要所をおさえる見張り場とか狼煙(のろし)場のようなものだったかもしれません。それでも名前からして、地元の人々はそこを「お城だ」と考えていたことがうかがえますね。

さて、城山のある滝部では、明日7月29日(土)17時から、太陽館で滝部夏の市が開催されます。楽しいステージパフォーマンスあり、地元のいろんな出店があり。お時間のある方は、ぜひお立ち寄りください!

勝地本来無定主、大都山属愛山人。(白/『和漢朗詠集』下巻492番)

勝地(しょうち)はもとより定まれる主(しゅ)なし、おほよそ(おおよそ)山は山を愛する人に属(しょく)す。(白居易/『和漢朗詠集』下巻492番)

素晴らしい景色はもとより定められた主がいるわけではなく、だいたいが景色の美しい山と言うものは山を愛する人のものである。

城山公園(山口県下関市豊北町滝部)

今回の冒頭は藤原公任『和漢朗詠集』から。藤原公任(ふじわらのきんとう:966-1041)は平安時代中期の公卿。関白太政大臣・藤原頼忠(ふじわらのよりただ)の長男。藤原道長の同世代で、文人として知られます。

『和漢朗詠集』は、藤原公任により編纂された和歌と漢詩の歌謡集。上下二巻。「和」は和歌、「漢」は漢詩のことで、朗詠に適した和歌216首、漢詩文の秀句588首の計804首を収めています。後世の文学作品には、この中から和歌や漢詩をそらんじている場面がたくさん登場します。

作者の白居易(はくきょい:772-846)は、古代中国の文人で、白楽天(はくらくてん)の名で知られます。その著作『白氏文集』をはじめとした作品は日本にも輸入され、多くの影響を与えました。楊貴妃を詠んだ『長恨歌(ちょうごんか)』は、聞いたことがあるはず。

勝山御殿跡(山口県下関市田倉)

下関市には他にも多くのお城があるので、夏休みの自由研究に、城郭サミットパネル展で調べたり、現地を訪れてみるのも良いですよ。ただし、大部分は本気の山の中なので、装備は厳重にする必要があります。初心者ならまずは、新下関駅の近くにある、勝山御殿跡など良いかもです。

ちょっと遠くへ行きたい ~ 通のくじら墓 ~

こんにちは 中野です

 

 鎗水さんの黄色いトマト 

最近、ほうほく夢市場に並んでいます ♪ つい先日、ウチの台所に置いていたら、母が「 えー!道の駅に 柿が出ちょるほ⁉」と 見間違えて叫んでました笑 それくらい、見た目は柿 です 皮がしっかりしたトマトで、食べごたえのある食感ですよ🍅

 

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それにしても、どねーしたって暑い毎日。ガソリン代は恐ろしいけれど、クーラーの効いた車の中が最も快適だということで、つい先日、友人と北浦の海沿いをドライブに出かけました🚘

車中が快適過ぎて、気がつけば 青海島(おうみじま・長門市)に 到着 仙崎湾があまりにも穏やかで、そのまま島の端辺りまで足をのばすと・・・

下関は「近代捕鯨の発祥地」といわれますが、 ここ長門市の通地区は 「江戸時代・長州捕鯨の基地」として栄えた場所、と、かつて学校でも習いました。通港に打ち上げられていた⁉この大きな鯨は、前の週に行われた 伝統的な「通くじら祭り」の名残だったようです🐳

 

この日、近くの大きな神社では夏の例大祭が行われていて、漁港の通りには至る所に祭り提灯が下げてありました。その一つひとつにも 今も通地区の暮らしに鯨への思いが込められているように感じました

 

鯨 墓 にも 初めてお参りしました。昭和10年に国指定史跡に登録されています。漁師さんが捕獲した鯨を解体した際、その胎内で死んでしまった子鯨に哀れみを感じ、胎児を丁寧に埋葬して墓を建立したものだそうです。

鯨 墓 は、通港や仙崎湾が見渡せる小高い場所にあって、 日頃から地域の方がこまめに手入れをされているのでしょう、とてもきれいに整備されていることに とても心温まりました。

皆さまも機会がありましたら、 ぜひ🐳 くじらの街(下関)から くじらの街(長門・青海島)へ 探訪にお出かけになってみてはいかがでしょうか?

 

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くじらの街・下関に位置する 道の駅北浦街道豊北には、鯨の珍味などたくさんの商品を取り揃えております ♪  遠方からの観光で来られたお客様には特に、下関ならではのお土産の品として、ふぐに負けず劣らずの人気

 

スタッフ人気No.1 は、マル幸商事さん (下関)   鯨 大和煮缶

スタッフの中でも ある一定の年齢層を境に・・・笑 、「うわー!懐かしい」「無性に食べたくなるっちゃ~」なんて声があがります

醤油・砂糖・生姜などの調味料で濃いめの味つけがされています。食欲がなくなる暑い夏の日には、お酒のつまみや白ごはんのお供にも大助かり!笑 

缶詰タイプなので場所を取らず、職場などへの下関土産(まとめ買い)にも最適ですよ

 

 

 

 

 

 

『サバー様』『サネモリ様』

こんにちは。橋本です

ようやく山口県も梅雨明けしました。梅雨明けしましたが、昨日の夕方は変な天気で海側(夕日側)は晴れているのに山側は雨が降っていました。虹が出るかなと思ったら案の定、帰り道、山に虹が掛かっていました。夕方ということもあり薄っすらとした虹色でした。

 

さて、この時期の伝統行事になりますが、7月1日に長門市東深川の飯山八幡宮から『サバー様』『サネモリ様』が出発したと長門市に住む親戚から連絡がありました。

そして、先日23日に長門市油谷伊上の旧伊上小学校の門前にいらっしゃったと教えてくれました。

『サバー様』『サネモリ様』とは何ぞや????と思われる方が多いかと思います。写真を見ても竹に藁つけた廃棄物のように見えるかもしれませんが、きちんと伝統に則って作成した藁人形です。

『サバー様』『サネモリ様』とは、山口県指定無形民俗文化財に指定された「北浦地方のサバー送り」と言われる伝統行事になります。

「サバー送り」とは、「虫送り」とも言われ、田植え後に行われる稲の虫除けの習俗のひとつで農作物の害虫被害を防ぐための願掛けの行事でもあり、住民がリレー方式で地域外に送り出していくことで稲の害虫を追い払う伝統行事です。

「サバー様」は稲につく害虫「ウンカ」を神格化したもので、「サネモリ様」は「斉藤実盛」の事を示します。「斉藤実盛」は源平合戦で乗っていた馬が稲株に足を取られ転倒したところを敵に打ち取られ無念の死を遂げた為、打ち取られる原因となった稲株を恨み、実盛が稲を食い荒らす害虫(稲虫)になったと言われていて、そのため地域によっては稲虫(ウンカ)を実盛虫とも呼ばれているそうです。

出発は長門市東深川の飯山八幡宮。途中、豊北町に入ると海岸沿いルートと山間ルートと年によってかわるようですが、最終地点は下関市宇賀地区に到着し、最終的に海に流されるそうです。今年はどちらのルートでしょうか?

昔から色々な言い伝えがあり、「サバー様」「サネモリ様」を移動せずに置いたまま朽ちさせてしまうと祟りがあるとされていて、朽ちさせた場所の稲が枯れたり、面白半分で悪戯したり蔑ろにした場合、大怪我をすると言われています。

また、豊北町では「見つからないように運ぶと不幸にならない」というものがあったり、他の地域では、「ウンカを連れてくるので、見つけたら夜、人知れず動かすこと」「虫を付ける(虫を引き寄せ藁の中に封じる)ものだから1~2日は置いておかなければいけない」「自分の嫌いな人の家の前に置いてくる事」「長く置いておくとその家に不幸ごとが起きるが、早く動かせばその家に幸福が訪れる」などなど、様々伝えられています。

ただ「サバーさま」「サネモリさま」は誰にも分らないように「誰かの手によって」夜な夜な移動します。

DSC_5083

もし「サバー様」「サネモリ様」を目撃された方は、どうぞその長旅を見守ってあげて下しませ。

作ってみよう!古代の貝のアクセサリー

みなさま、こんにちは白石です。

昨日の雨はすごかったですね。雷が鳴ると梅雨が明けるなどと言いますが、まさに昨

日がそのような感じでした。

そして、本日見事に梅雨明け宣言が出ましたね。

さて、今回は土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムで行われる予定のイベントについて

紹介したいと思います。

「貝の腕輪・指輪づくり」です。

今から約2000年前の弥生時代。土井ヶ浜の人たちは、貝をつかっていろいろなアクセ

サリーを作っていました。

この体験講座では、弥生時代の人気持ちになって、自分だけのオリジナルのアクセサ

リーを作れます。

ベンケイガイの腕輪づくり

日時:8月6日(日)13:30-15:00 定員:10名(申込先着順)

会場:ほねやすめ 参加費:無料 対象:小学生以上

お申込み方法

・電話・FAXで、参加者のお名前・年齢・人数をお知らせください。

注意事項

・低学年の小学生の場合は、保護者が一緒に作業してください。

・手袋(軍手等)の準備と汚れても良い服装での参加をお願いします。

※定員まで残りわずかだそうですので、興味のある方はお早めにお申し込みください

ませ。

体験講座

①マガキガイの指輪づくり・マガキガイの指輪づくり

注意事項

・材料費(500円)が必要となります。

・製作きキットをお渡ししますので、お支払い後に館内で制作されるか、ご自宅に持

ち帰って制作されるかをお選びください。

・数に限りがありますので、キットが無くなり次第終了となります。予めご了承くだ

さい。

②ホネホネウォッチング

人骨模型の発掘体験ができます。参加費は無料です。

入館時に受付にお申込みください。

※開催内容に変更が生じる場合があります。最新の情報は土井ヶ浜人類学ミュージアムHPでご確認ください。

お問い合わせは 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム(下関市豊北町神田上891-8)

電話:083-788-1841 FAX:083-788-1843  https://www.doigahama.jp/ まで。

興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。

水は廻流に似たり

山成向背斜陽裏、水似廻流迅瀬間。(江『和漢朗詠集』巻下508)

道の駅ほうほく 展望テラスより(山口県下関市豊北町)

おはようございます。山田です。今朝の道の駅ほうほく、快晴。展望テラスから、角島大橋がくっきり見えます。絶好のドライブ日和ですね!

粟野川(山口県下関市豊北町)

昨日、粟野川沿いの道を通りました。車も人も問題なく通れますが、道端には、6月末から7月上旬の豪雨の跡が、はっきり残っています。

粟野川沈下橋(山口県下関市豊北町粟野)

川が落ち着いていたので、粟野の沈下橋の状況もしっかり見えました。水の力って、すごいですね。下関市豊北町粟野にある小河内キャンプ場は、豪雨の被害で閉鎖中。残念ながら、復旧の見込みはたっていません。

粟野川沿い(山口県下関市豊北町粟野)

豊北町に観光に来られた方が通常使う道は問題ありませんが、ちょっと山に入った道はどこも似たような状況と思われます。もし使われる時は、じゅうぶんお気をつけて。

長州菓子処だるま堂(山口県下関市豊北町粟野)

道の駅ほうほくから車で約20分、豊北町粟野にある、長州菓子処だるま堂さん。道の駅ほうほくでも、青海苔羊羮や夢崎パイ、赤米餅など置いてますが、本店には喫茶コーナーがあります。

今回は、ふわっふわのかき氷を、抹茶味でいただきました。抹茶の風味が強く、粟野川沿いの夏山のような、迫力ある濃い緑!

かき氷 だるま堂(山口県下関市豊北町粟野)

山成向背斜陽裏。水似廻流迅瀬間。(江『和漢朗詠集』巻下508)

山は向背(きやうばい/きょうはい)を成す斜陽(しややう/しゃよう)の裏(うち)、水は廻流(くわいりう/かいりゅう)に似たり迅瀬(しんらい/はやせ)の間(あひだ/あいだ)。(江『和漢朗詠集』巻下508)

夕日に照らされた山は陰影を際立たせており、早瀬を流れる川の水はまるで遡っているかのよう。(大江朝綱)

粟野川(山口県下関市豊北町粟野)

今回の冒頭は藤原公任『和漢朗詠集』から。藤原公任(ふじわらのきんとう:966-1041)は平安時代中期の公卿。関白太政大臣・藤原頼忠(ふじわらのよりただ)の長男。藤原道長の同世代で、文人として知られます。

『和漢朗詠集』は、藤原公任により編纂された和歌と漢詩の歌謡集。上下二巻。「和」は和歌、「漢」は漢詩のことで、朗詠に適した和歌216首、漢詩文の秀句588首の計804首を収めています。後世の文学作品には、この中から和歌や漢詩をそらんじている場面がたくさん登場します。

粟野川(山口県下関市豊北町粟野)

作者の「江」とは後江相公と称される、大江朝綱(おおえのあさつな:886-957)。平安時代前期に活躍した学者で詩人。その漢詩は『和漢朗詠集』にも、たくさん採られています。

この漢詩は「春日の山居」と題されており、山の中の風景をうたったもの。「春日」というので、早瀬をなす川水は雪解け水かもしれません。

粟野川の青海苔 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

道の駅ほうほくでは、粟野川の青海苔(あおのり)を置いてます。そして、その青海苔を使ったおむすびも、キッチンカーほくほくおむすびさんがいたら、食べることができます。

青海苔おむすび ほくほくおむすび 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

そして、下関市豊北町粟野で作られた農産物も。旬の商品は、お早めに!

ソーメン瓜 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

 

ご飯のお供に!晩酌のお供に!お土産に!

こんにちは。橋本です

今日も今日とて『暑い!!』ですね~。危険な暑さと言われていますし、熱中症になってしまう人も多く出ていますので、水分補給はこまめに行ってくださいませ。

道の駅豊北では、店内エントランスホールに無料の冷水器が置いてありますので、立寄られた際には、どうぞご利用ください。

そして交流広場では毎年ミスト扇風機を設置していて、たま~に子供達がミストの前ではしゃいでいたりもします。ミストの前だと体感温度が数度低くなるそうですよ

 

さて、残念なお知らせを1つ。

この時期の旬で人気なのが滅菌海水に入った「生うに」!!

とても人気で、入荷すればすぐに完売。お問い合わせも多く入荷を心待ちにしている方も多い商品ですが、どうやら今年は入荷が難しいと言われてます。

年々ウニの漁獲量が減り、価格も高騰しています。そして人気がある分、仲卸業者間でも激しい競り合いがあるようです。その為、今年は入荷予定未定、入荷が無い可能性もあるとの事です。

毎年楽しみにして下さっているお客様には申し訳ありませんが、ご理解頂きたく存じます。ただ、入荷できる可能性が全くないわけではないので根気強くお問合せくださいませ。

生うには入荷未定ですが、今月はコチラのウニがお買い得になっています。

甘くとろける本当の生うには文句なしに美味しい!!!生うにをお買い求めになりたい気持ちもわかりますが、でも、長期保存を考えて作ったアルコールに漬けたウニも美味しい!!!

地元のウニ漁をしている方は自宅用で手作りしている家もあります。自宅で作ったアルコールに漬けたウニは、お盆やお正月などの親戚の集まりなどで振る舞ったり、親戚に贈答品として送ったりしてます。

薄切りのパンやクラッカーの上に乗せてカナッペにしたり、パンやクラッカーではなく、。アルコールに漬けている分、少し味が濃めなので、夏が旬のキュウリに乗せたり挟んだりして食べても美味しいですよ。

晩酌のお供にも、ご飯のお供にも最高です!!!そしてお土産にもいかがでしょうか?