君我由久 道乃奈我弖乎 久里多々祢 也伎保呂煩散牟 安米能火毛我母(狭野茅上娘/『万葉集』第15巻3724番)
おはようございます。山田です。今朝の道の駅ほうほくは綺麗な朝焼けでしたが、えてして天気は崩れがち…さっそく小雨が降りました。今は上がっているので、このまま保って欲しいです。
道の駅ほうほく、毎週最終土曜日はマグロの日。本日2/25は10時より、本マグロ即売会を開催。12時からは生本マグロ丼、生本マグロにぎりの限定販売も。お早めに☆
情報コーナー(観光案内)には、豊北町へのアクセスについてお問い合わせ電話がかかるのですが、たまに「車がなくても行けますか?」というご質問があります。
今なら、下関発着は、下関観光コンベンション協会主催「超!超!お得なタクシーツアー」。予算枠がある限り(なくなり次第終了)、3月末までタクシー代50%OFF!
道の駅豊北に関係するのは、「コース1 角島弾丸ライナーツアー 3時間」と、「コース2 角島弾丸ライアーツアー+福徳稲荷神社 3時間30分」。新下関駅または下関駅スタート&ゴール、目標は角島大橋&角島灯台&道の駅豊北(+福徳稲荷神社)。
例えば「コース1 角島弾丸ライナーツアー」だと、普通車(4名まで)1台16,800円⇒8,400円、ジャンボ車1台26,400円⇒13,200円と、半額なので、とってもお得。原則3日前までに要予約、お申し込みは下関観光コンベンション協会(平日083-223-1144)または下関駅観光案内所(土日祝083-232-8383)。ちょっとしたドライブに使われてはいかがでしょうか?
下関観光コンベンション協会HP「超!超!お得なタクシーツアー」はこちらhttps://www.stca-kanko.or.jp/sightseeing/taxitour/
2000年に開通した1,780mの角島大橋は、無料で渡れる一般道としては日本屈指の長さ。白い砂浜とコバルトブルーの海が広がる絶景に伸びる橋からは、角島や鳩島の柱状節理も真近に見ることができます。本土側には海士ヶ瀬公園、角島側には瀬崎陽(せざきあかり)の公園に、展望台が設けられ、美しい景色を堪能できます。
君我由久 道乃奈我弖乎 久里多々祢 也伎保呂煩散牟 安米能火毛我母(狭野茅上娘/『万葉集』第15巻3724番)
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君が行く 道の長手を 繰りたたね 焼き滅ぼさむ 天(あめ)の火もがも(狭野茅上娘/『万葉集』第15巻3724番)
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きみがゆく みちのながてを くりたたね やきほろぼさむ あめのひもがも(狭野茅上娘/『万葉集』第15巻3724番)
今回の冒頭は、『万葉集』から。奈良時代、大伴家持により編纂された日本最古の歌集です。狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)は「蔵部(くらべ)の女嬬(にょじゅ)」で、宮廷に仕えていた女官。
この歌は、越前国(福井県)に流罪となる夫・中臣宅守(なかとみのやかもり)と、別れを惜しんでやりとりをした「相聞歌(そうもんか)」のひとつ。「あなたと遠く別れずに済むように、あなたが行く長い道程を折りたたんで焼き滅ぼしてしまいたい、そのための天の火が欲しい」という、情熱的な恋の歌です。
角島は江戸時代には、下関市域にあった長府藩の領地で、藩内の政争に敗れて罪を得た人などが流されることもあったとか。車のない時代、遠く離れてしまえば次に会うことは難しく、現代よりもはるかに切ない思いがしたことでしょう。便利なタクシーや海峡をまたぐ橋は、長い道程を折りたたむ手段かもしれません。
タクシー移動なら、道中アルコールもいただけるわけですが。道の駅ほうほくで、山口地ビール「角島ビール」などいかがでしょう。さわやかなペールエール、香りが濃いピルスナーも良いですが、私は黒ビールのスタウトかな(ラベルで選ぶ人)。