今般の新型コロナウイルス感染症(病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルス(令和 2 年 1 月に、中華人民共和国から世界保健機関に対して、人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る。)であるものに限る。以下同じ。)については、「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけの変更等に関する対応方針について」(令和 5 年 1 月 27 日新型コロナウイルス感染症対策本部決定)において、オミクロン株と大きく病原性が異なる変異株が出現する等の特段の事情が生じない限り、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成 10 年法律第 114 号。以下「感染症法」という。)上の「新型インフルエンザ等感染症」に該当しないものとし、本年 5 月 8 日から「5 類感染症」に位置づけることを決定しました。(令和5年4月27日「厚生労働大臣公表文書」)
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは、雲が多いけど晴れ。少し風があるので、トンビも工夫しながら空を飛んでいます。
GWが明け、新型コロナウイルス感染症も位置づけが5類感染症となりました。道の駅ほうほくでも、設備や放送が少し変わります。気分的にもお出かけしやすくなりますね!
今回の冒頭文は厚生労働省HPから。首相官邸HPの令和5年4月27日新型コロナウイルス感染症対策本部決定「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の廃止について」もありますが、こちらが根拠なので。
豊北町で疫病鎮めと言えば、今年はありませんでしたが、「滝部八幡宮の腰輪踊(こしわおどり)」ですね。道の駅ほうほくからほど近い、下関市豊北町滝部の滝部八幡宮の境内にある赤崎神社では、毎年4月初旬に「腰輪踊」の奉納がありました。
牛馬の疫病鎮めを願うお祭りで、下関市指定無形民俗文化財。滝部八幡宮の境内で行われるので、文化財としての名前は「滝部八幡宮の腰輪踊」です。過疎化が進み後継者不足で、残念ながら継続が難しいです。
江戸時代の1735(享保20)年、滝部の神田口村の大庄屋・安村太郎左衛門が願主として、腰輪踊の奉納を誓ったことが始まり。庭誉1名、胴取2名、団扇2名、警杖2名、鉦引10名。まず庭誉が口上を述べ、警杖が打ち合い、団扇を囲むように胴取と鉦引が円陣を組んで踊り、五穀成就・牛馬安全・国土安穏・天下泰平を祈願して、神前に奉納します。
滝部の赤崎神社は、1662(寛文2)年に阿川村の赤崎神社を勧請したもの。ご祭神は豊受大神(とようけのおおかみ)とも呼ばれる宇賀之御神霊(うかのみたま)。赤崎神社の名で呼ばれる時は、主に農耕神、特に牛馬の守護神として崇められました。当初は滝部久森にありましたが、1879(明治12)年、滝部八幡宮に合祀。
同系統の踊りは、華やかな腰輪をつけるので「腰輪踊(こしわ)」、鉦鼓(かんこ)を打つので「カンコ踊」、鶏の争いを模しているので「ケイト(鶏闘)踊」、音楽を伴うので「楽踊(がくおどり)」などの名前で呼ばれます。
豊北町内では、五年に一度の阿川河内地区のカンコ踊りがありました(現在は途絶)。お隣の豊浦町宇賀本郷にある菅原神社でも、同系統の「菅公(カンコ)踊」があります。また、下関市のお隣の長門市東深川の赤崎神社には、楽踊を奉納するための場を囲む階段状の桟敷があり、国指定重要文化財です。
道の駅ほうほくでは、滝部で採れたワラビも販売しています。ちょっと手間ですが、昔なつかしい味をぜひ、お楽しみください!