奥山を踏み分け鳴く鹿の声 声聞きゃ姿が見とうなる(豊北町の糸引き歌『豊北町史』)
![](https://michinoeki-houhoku.jp/wp-content/uploads/old/36e69386954e0ad292d9385dd3befee9-5.jpg)
展望テラスより 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴、朝から暑いです。道端では芙蓉が咲きはじめましたが、天気予報では山口県に熱中症警戒アラート発表中。水分をじゅうぶん取って、暑さ対策をしっかりと!
![](https://michinoeki-houhoku.jp/wp-content/uploads/old/6c1fa3d9357542e243d772d54a2d06eb-1.jpg)
道端の芙蓉 山口県下関市豊北町
暑い時にはカレー、ということで、新商品のホテル楊貴館のジビエカレー、食べてみました。長州黒かしわのスープ、長門アグリストの玉ネギと黒蜜、長門ゆずきち、百姓庵の塩、長州ジビエ鹿肉!
30種類以上というスパイスの複雑な香りがあって、「中辛」にはなっているものの、あんまり辛味を感じません。もちろんカレーなので辛いんですけど、口当たりがまろやかというか、とんがった辛さではなく、上品で柔らかい辛さ。
![](https://michinoeki-houhoku.jp/wp-content/uploads/old/40a880b4200a098485f02ac3965a7a22.jpg)
ジビエカレー
そして、何と言っても、鹿肉がゴロゴロもりだくさん。ジビエだけあって、野性味のある味わいと、しっかりした歯ごたえ。きちんと煮込んであるので、食べにくいという事はありません。プレミアムは、さらに鹿肉が多いようです。
道の駅ほうほくの、国道191号をはさんだ向かい側の山の斜面には時々、鹿がやって来て、お食事をしています。駐車場から見えるので、お越しの際にはちょっと探してみてくださいね。
奥山を踏み分け鳴く鹿の声 声聞きゃ姿が見とうなる(豊北町の糸引き歌『豊北町史』)
今回の冒頭は、豊北町史編纂委員会『豊北町史』から。「糸引き歌」は、麻や木綿などの糸を家で紡いでいた時代、手作業しながら歌われていたもの。集落の女性たちが集まって一緒に手作業することが多く、みんなで歌うための歌がいろいろあったようです。
この糸引き歌は、百人一首にも採られている『古今和歌集』第四巻215番「奥山にもみぢ踏みわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき」を踏まえています。とはいえ、「声聞きゃ姿が見とうなる(声を聞くとその姿も見たくなる)」なので、単なる鹿の声ではなく、恋人の声を聞くつもりで歌っていたかもしれませんね。
![](https://michinoeki-houhoku.jp/wp-content/uploads/old/37787616f1c62a8ccda1a85fa045c1e2.jpg)
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム 2023年8月6日
さて、道の駅ほうほくからほど近い、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムでは、明後日8月6日(日)、古代の貝のアクセサリー作りイベント『ベンケイガイの腕輪づくり』が開催されます。参加無料、小学生以上。まだ若干の空席があります。
明後日が難しい方には、入館すればいつでも学べる体験講座もあります。こちらは材料費500円、製作は館内または持ち帰りで「マガキガイの指輪」「花弁状貝製品の腕輪」が選べます。なくなり次第終了。夏休みの作品に悩んでいるなら、ぜひ土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムへ!
![](https://michinoeki-houhoku.jp/wp-content/uploads/old/6836bf69462eab4bb8fa2f8ae41e558c.jpg)
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム 2023年8月6日
『ベンケイガイの腕輪づくり』
- ・日時:2023年8月6日(日)13:00~15:00
- ・会場:土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム 休憩所ほねやすめ(山口県下関市豊北町神田上891-8)
- ・参加費:無料
- ・対象:小学生以上
- ・お問合せ:人類学ミュージアム(083-788-1841)