道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2023.12.29

二見夫婦岩と壁画の竜

今も二見の古老たちは、秋の台風時分に毎年一回、大しけの日に夫婦岩を通って馬路の竜が竜権さまにお参りするという。(多田房雄「二見夫婦岩の竜」/豊北民話集編集委員会『ふるさと豊北の伝説と昔話』第一集、2005年)

 

壁画の竜 山口県下関市豊北町北宇賀二見

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは、雲が多いけれど晴れ。年越し準備の品ぞろえで、みなさまのお越しをお待ちしています!

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

今年は卯年でしたが、来年の干支は「辰(たつ)」。道の駅ほうほくには、辰の置物や、日本酒「龍の尾」もありますよ。

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

今も二見の古老たちは、秋の台風時分に毎年一回、大しけの日に夫婦岩を通って馬路の竜が竜権さまにお参りするという。(多田房雄「二見夫婦岩の竜」/豊北民話集編集委員会『ふるさと豊北の伝説と昔話』第一集、2005年)

 

 

今回の冒頭は、『ふるさと豊北の伝説と昔話』に載っている、「二見(ふたみ)夫婦岩(めおといわ)の竜」から。山口県下関市豊北町二見、国道191号線沿いの海岸にある「夫婦岩」は、男岩と女岩の間に注連縄(しめなわ)がかかっています。

かつては毎年正月二日、地域の安寧と発展、航海の安全と豊漁を祈願して、二見浦の男衆が注連縄の架け替えを行っていました。このお話は、その夫婦岩について、間を竜神が通って沖へと行くというもの。

 

壁画の竜 山口県下関市豊北町北宇賀二見

 

そして二見地区ではもうひとつ、国道191号から県道39号線上に入って二見の集落を抜けると、左手の道沿いに壁画に描かれた竜を見ることができます。この壁画は1991(平成3)年、二見小学校の児童と職員、PTAと自治会による共同制作。

二見小学校は1875(明治8)年に前身の学校が創立、2011(平成23)年3月に休校となりました。現在では、豊北町内に8つあった小学校は統合されて、下関市立豊北小学校が一校だけです。

 

二見の壁画 山口県下関市豊北町北宇賀二見

 

二見地区の地名を船名とした船団、夫婦岩とその間を抜ける竜、お祭りのお神輿など、二見地区の風物が描かれています。JR線路の築堤を使っていて、もともとあったデコボコをうまく利用しているのも、見どころのひとつ。なつかしい「ホットタウンほうほく」マークも。

 

二見の壁画 山口県下関市豊北町北宇賀二見

 

国道191号線からは、二見トンネルを抜けて二見駅前を過ぎると見えて来ます。国道から少し入りますが、ドライブがてら、ぜひ見に行ってみてください!

 

 

夫婦岩といえば、道の駅ほうほくでも大人気の、二見にあるときわ屋さんの「二見饅頭」「ときわ最中」。岩の間を竜が通り抜けるという豊北町の伝説を知ってから手に取ると、また違った味わいがあるかもしれません。

道の駅ほうほく、2023年12月31日は15時閉店、2024年1月1日・2日は10時開店です。ご注意ください!

 

二見の壁画 山口県下関市豊北町北宇賀二見