道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2024.02.01

なまこにまけたくじら

鯨は、こうして 三かい、四かい、五かいと なんべん きょうそうを やりなおしても、「鯨さん、わたしは ここで さっきからずっと まっています」と、なまこが さきについているので、鯨はとうとうきょうそうに つかれてしまい、 日ごろのじまんを なまこに あやまったと いうことです。(「北浦のおはなし なまこにまけたくじら」/松岡利夫『絵本・やまぐちの昔ばなし』TYSテレビ山口、1979年)

 

角島灯台公園 2024年2月1日 山口県下関市豊北町角島

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは、雨。今週はずっとお天気が悪いようですが、道の駅は元気に営業しています。角島灯台公園の水仙、咲いていますが、咲き方にムラがあります。

 

角島灯台公園 2024年2月1日 山口県下関市豊北町角島

 

角島灯台の夜間ライトアップは、2024年3月20日まで。日没~22時。雲が多い方が光が撮りやすい気がするので、今週はチャンスかもしれません。

 

角島灯台夜間ライトアップ(2024年3月20日まで) 山口県下関市豊北町角島

 

今回の冒頭は、『絵本・やまぐちの昔ばなし』から、鯨とナマコのお話の結末。著者は山口県の民話と言えばこの人、山口大学名誉教授で民俗学者・松岡利夫。この本は子供向けの読み聞かせ用絵本ですが、当時はローカルテレビがこんな民話の本を作っていたのですねえ。

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

大きな体の鯨が、海の魚では自分が一番といばると、ナマコが異を唱えます。鯨とナマコ、どちらの泳ぎが早いか、競争することになりました。ナマコは一計を案じ、仲間に先々の浦で待ち受けるように頼みます。いざ競争がはじまり、ゴールした鯨の鼻先には、すでにナマコの姿がありました。

 

ナマコ 道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

「そんなはずはない」と、もう一度競争しても、またゴールした鯨の鼻先には、すでにナマコの姿があります。何度やってもナマコに先回りされた(と思った)鯨は、とうとう負けを認めて自慢を謝りました。

 

イワシクジラ 道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

体が大きく力がある相手であっても、知恵で勝つことができるというお話。私は地元・豊北町の民話として覚えていて、角島大橋のところの海士ヶ瀬を行ったり来たりするイメージでしたが、民話なので、どこの浦と限定するものでもないのでしょう。

 

クジラベーコン 道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

このお話に登場する鯨とナマコ、今の季節、道の駅ほうほくの売店には、どちらも並んでいます。下関は鯨の街で、ニタリクジラの赤身とクジラベーコン。地元・特牛産の赤ナマコ。どちらも美味しいですよ!

 

 

道の駅ほうほくレストランわくわく亭では、くじらのお刺身やくじらかつ丼やを食べることができます。ただいま、下関では「三つの日本一 ふく・くじら・あんこう祭り」開催中。

 

くじらかつ丼 道の駅ほうほくレストランわくわく亭 山口県下関市豊北町

 

ホームページやInstagramから、対象店でお食事やお土産を食べた感想を応募・投稿すると、抽選で宅配セットプレゼント。応募期間は2024年2月12日まで。わくわく亭も対象店なので、ぜひ食べて、応募してくださいね☆

 

 

情報コーナーには、ツノシマクジラのフィギュアを置いています。ツノシマクジラは、1998年に海士ヶ瀬で漁船と衝突したことがきっかけで発見され、2003年に新種と報告され、和名が「ツノシマクジラ」とされました。学名はBalaenoptera omurai。ナマコに負けた鯨かもしれません。ぜひご覧ください!

 

角島灯台公園 2024年2月1日 山口県下関市豊北町角島