道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2024.05.05

角島から戻る時は左折で国道191号へ

其東に寺あり。阿弥陀だうといふ。安徳天皇このうらにてかくれさせ給ひて後に、知盛の卿女の少将のあまとかやいひける人こゝにのこりとゞまりて、平家の跡問けるを、のちにかの御菩提所になされて、安徳天皇の御尊影おはします。(今川了俊『道ゆきふり』応安4年/山口県『山口県史 史料編 中世1』1996年)

 

赤間神宮先帝祭上臈参拝 2024年5月3日 山口県下関市

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇、朝からたくさんのお客様がお越しになっています。展望テラスからの景色は曇りで残念ですが、今日は風が強くて海面が波立っている様子がよく見えます。

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

 

昨日、角島を訪れるお客様で、道の駅ほうほくはたいへん混雑しましたが、下関市の旧市内では赤間神宮の先帝祭を中心とした海峡まつりが行われ、こちらもたいへん混雑したようです。友人から画像提供いただきました。

 

其東に寺あり。阿弥陀だうといふ。安徳天皇このうらにてかくれさせ給ひて後に、知盛の卿女の少将のあまとかやいひける人こゝにのこりとゞまりて、平家の跡問けるを、のちにかの御菩提所になされて、安徳天皇の御尊影おはします。(今川了俊『道ゆきふり』応安4年/山口県『山口県史 史料編 中世1』1996年)

(その)東に寺あり。阿弥陀(あみだ)だう(堂)といふ(言う)。安徳天皇(あんとくてんのう)このうら(浦)にてかくれ(隠れ)させ給ひ(たまい)て後に、知盛(とももり)の卿(きょう)(むすめ)の少将(しょうしょう)のあま(尼)とかやいひ(言い)ける人こゝ(ここ)にのこり(残り)とゞまり(留まり)て、平家の跡問(とい)けるを、のち(後)にかの御菩提所(おんぼだいしょ)になされて、安徳天皇の御尊影(ごそんえい)おはし(おわし)ます。(今川了俊『道ゆきふり』)

その東側には寺がある。阿弥陀堂と言う。安徳天皇がこの海峡でお亡くなりになられた後、平知盛さまの娘の少将の尼と言う人が、この地に残って平家一門のあとを弔ったものを、後の世に安徳天皇の菩提を弔う寺として、安徳天皇のお姿をうつした絵がある。

 

 

今回の冒頭は、南北朝時代の武将・今川了俊(いまがわりょうしゅん:1326-1420)が、応安4(1371)年、室町幕府の九州探題(きゅうしゅうたんだい)として赴任する際の旅行記『道ゆきふり(みちゆきぶり)』から。200年近く前、この地で平家一門とともに海に沈んだ安徳天皇を弔う阿弥陀堂があり、姿絵があると記されています。

今川了俊は文人だけあって、『道ゆきふり』には道中のさまざまな景色を詳しく書いていて、読みごたえがあります。この阿弥陀堂は明治維新の後、現在の赤間神宮となりました。安徳天皇の姿絵も、赤間神宮にあります。650年前に訪れた今川了俊も、同じものを見たかもしれません。

 

 

さて、角島からの帰り道は、角島大橋を渡ったところにある海士ヶ瀬公園のT字路で右折される方が多くて、混雑も激しいのですが。実は、左折しても国道191号線に戻れます。

 

国土地理院地図

 

左折して海士ヶ瀬公園駐車場を通り過ぎ、すぐにある右手への道、市道角島大橋線というバイパス道に入ると、わりとスムーズに阿川のローソンの横で国道191に合流できます。四季の茶屋UTTAUさんのあるルート。角島大橋が渋滞している時は、橋のたもとで右折しても肥中まで渋滞が続くので、ぜひ左折してバイパスをご利用ください。

 

おこげせんべい醤油味 道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

豊北町のお土産には、豊北町産のコシヒカリを使った道の駅ほうほくオリジナル商品・おこげせんべいをどうぞ。豊北町矢玉の加藤醤油さんの醤油味と、長門市油谷の百姓庵さんの塩味があります。ぜひ食べ比べてみてください!

 

おこげせんべい塩味 道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町