Simple is best.
こんにちは、吉松です!
一日通して涼しい日も多く、
すっかり秋らしくなってきましたね。
私にとって、秋といえば、読書の秋。
一年の中で圧倒的に読書量が増える時期です。
個人的には、
小説家は武者小路実篤、
詩人は谷川俊太郎がずっと大好きなんですが、
この度、周南市美術博物館に、
谷川俊太郎さんの『絵本★百貨展』がやってくるということで、
来月行こうと思っています。
私が思う谷川俊太郎さんの紡ぐ言葉の魅力は、
シンプルな言葉ゆえに出せる力強さと
思わず「はっ!」とさせられるような物事の定義だと思っています。
例えば、『ひとりの部屋』の作中で、
『ドアノブ 私としか握手したことがない』という表現があります。
こんな視点でドアノブを捉える人がどれだけいるでしょうか。
他にも、タンスを『無口』と表現したり、
鏡を『正直すぎる』と表現したりと、
初めてこの詩を読んだときに受けた衝撃は忘れられません。
1974年刊行 『ひとりの部屋』
文:谷川俊太郎 絵:渋川育由 出版社:千趣会
谷川俊太郎 絵本★百貨展は、
11月24日(日)まで開催してるそうなので、
お時間のある方は、是非行ってみてはいかがでしょうか?
きっと世界観が広がるはず!