道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2025.02.02

「鰒」「鮐」「魨」「鯸」「鯺」「吹吐魚」←この漢字、ぜ~んぶ「ふぐ」なんです!

こんにちは、吉松です^^

 

最近また一段と寒くなり、

こういう日は温かいものが五臓六腑に沁み渡りますよね…。

 

先日、無性に食べたくなって、

ふぐ雑炊のもとを買って帰りました。

 

道の駅豊北には、

『え!こんなに種類あるの!?』ってくらい、

雑炊のもと、お茶漬けのもと、ふぐご飯のもとを豊富に取り揃えております。

お立ち寄りの際は、是非おひとついかがでしょうか?

 

ん~っ!雑炊最高~!!

 

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ところで、皆さんは普段、

『ふぐ』『ふく』のどちらで呼んでいますか??

 

≪下関では、『ふく』と呼ぶ≫と、よく耳にしますが、

実際、私は『ふぐ』と呼ぶことの方が多いです。

 

そもそも、なぜこのように呼ぶようになったのでしょうか?

気になったので、ちょっと調べてみました。

 

まず、下関で『ふく』と呼ばれるようになったのには、

いくつか説があります。

 

「福」という縁起の良い言葉を使った説

 

➡これは知っている方も多いのではないでしょうか。

 「ふぐ」という音の響きから連想される「不具」「不遇」などの、

 縁起のよくない言葉を避けたという説もあります。

 

怒るとお腹をぷっくりと「フクらます」の

 「フクるる」から名付けたとする説

 

怒って「フクれる」様子が、

「フクベ(ひょうたん)」に似ているのが由来とする説

 

➡ふぐについての最初に記述は、

平安時代に書かれた『類聚名義抄(るいじゅうみょうぎしょう)』や

『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』です。

これらの書物の中でフグは「布(ふ)久(く)」「布久閉(ふくへ)」と記されています。

『倭名類聚抄』には「怒ると腹を脹らませ水の上に浮き出る」とその性質まで記されていますので、

この呼び名はその形態から「ふくれる」や、

ひょうたんを意味する「ふくべ」から由来するものとも考えられます。

 

④海水を吹き出して砂中の餌を漁る「吹く」が由来とする説

 

➡怒ったり威嚇をしたりする際に沢山の水を含み、吹き出すらしいです。

 怒ってぷっくりしたふぐが海水を吹き出している様子…

 想像したらたまらなくかわいい…(笑)

 

 

と、このように、色々な説があるんです。

 

ただ、体感的には、

今の下関市民で、「ふく」と呼んでいる人は少ない気がします。

というのも、現在はメディアでの呼称が一律ふぐとして呼ばれている為、

標準語がふぐとなっているのが要因となっているようですね。

 

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さて、余談ですが、

現在、私達がふぐを食べれるのは、誰のおかげだと思います??

 

実は…

 

あの有名な伊藤博文のおかげなんです!!

 

さかのぼること明治20年(1887年)。

初代内閣総理大臣「伊藤博文」が下関を訪れました。

 

その際に、時化でおもてなしが出来ないと考えた料亭の女将が、

打ち首覚悟でふぐを御膳に出したそうです。

 

そして、そのふぐ料理の味に感嘆した伊藤博文が山口県知事に働きかけ、

明治21年にふぐ食が解禁となった、という経緯があります。

 

ひえぇ~、

下関市民なのに、ふぐのこと全然知らんかった~><

まだまだ、知らないことだらけです。

 

ということで、今日はふぐの皮刺しを買って、

伊藤博文に感謝しながら食べたいと思います(笑)

これ、もみじおろしとポン酢で食べたら、

めっちゃ美味しいんだよなぁ~。

そして、なにより、安い!!!(1パック324円!)

 

こちらも道の駅豊北で販売しておりますので、

是非一度ご賞味ください^^