道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2025.05.01

今が盛りの藤の花とまだまだ終わらない浜出祭

豊浦郡田耕村字小野に鎮座まします厳島神社は、市杵島姫命を祭神としてゐるが、古来本社には「蒙古退治の故事」として、七年毎に神田村字土居濱に神幸されることになつてゐる。之を濱殿祭といふのである。(内山薫『山口県郷土史』歴史図書社、1978年)

 

豊北町の藤 2025年5月1日 山口県下関市豊北町

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴、ドライブ日和☀

豊北町の道端では、藤の花が満開です。お隣・豊田町西市の、長正司の大藤棚も、満開を迎えていると、地元の方が知らせてくれました。

 

長正司の大藤棚 2025年4月29日 山口県下関市豊田町

 

数日前、川棚温泉の藤を見に行きましたが、こちらも花盛りでした。甘い香りに誘われた蜂も舞っているので、花の近くではご注意ください!

 

八ヶ尻溜池の大藤 2025年4月27日 山口県下関市豊浦町川棚

 

豊浦郡田耕村字小野に鎮座まします厳島神社は、市杵島姫命を祭神としてゐるが、古来本社には「蒙古退治の故事」として、七年毎に神田村字土居濱に神幸されることになつてゐる。之を濱殿祭りといふのである。(内山薫『山口県郷土史』歴史図書社、1978年)

豊浦郡(とようらぐん)田耕村(たすきむら)(あざ)小野(おの)に鎮座まします厳島神社は、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神としてゐ(い)るが、古来本社には「蒙古退治の故事(もうこたいじのこじ)」として、七年毎(ごと)に神田村(かんだむら)(あざ)土居濱(どいがはま)に神幸されることになつてゐる(なっている)。之を濱殿祭(はまどのさい)といふ(言う)のである。(内山薫『山口県郷土史』歴史図書社、1978年)

 

2025年4月6日浜出祭 山口県下関市豊北町田耕

 

今回の冒頭は、(昭和6(1931)年に小学校における郷土教育の教材としての意味合いを込めて発行された『山口県郷土史』から。2025年4月6日に斎行された山口県無形民俗文化財「浜出祭(はまいでさい)」の箇所。

「豊浦郡(とようらぐん)」は、平成の大合併まで豊北町・豊浦町・豊田町・菊川町が属していた郡名で、現在は下関市となっています。「土居濱(どいがはま)」は、道の駅ほうほくの近くにある土井ヶ浜のこと。厳島神社は、昭和30(1855)年に田耕神社に合祀されたため、現在は跡地だけが残っています。

 

厳島神社跡 山口県下関市豊北町田耕

 

「浜(濱)殿祭(はまどのさい)」は、浜出祭の別名。田耕地区から厳島神社の神様(神輿)が土井ヶ浜に出かけるお祭りなので「浜出祭」ですが、土井ヶ浜に席(浜殿)を設けて神事を行うので、「浜殿祭」とも言います。

 

2025年4月6日「浜殿祭」幕 山口県下関市豊北町神田上波原

 

今年はだいぶ簡略化された浜出祭ですが、古くから続いているお祭りです。かたちが変わっても、未来に残していきたいですね。

 

 

土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアムでは、浜出祭についての企画展「発掘調査の成果から浜出祭を考える」を開催中。5月18日(日)まで。ぜひお出かけください。浜出祭はまだ終わらない!

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

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