昨夜の蛍と今朝のあじさい園と関鯨丸のナガスクジラ
夕されば 蛍よりけに もゆれども 光見ねばや 人のつれなき(紀友則『古今和歌集』第12巻562番)

豊北町の蛍 2025年6月3日 山口県下関市豊北町田耕
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは、初夏の日差し。お昼間は暑くなりそうなので、ご体調にはじゅうぶんご注意ください!

田耕あじさい園 2025年6月5日 山口県下関市豊北町田耕
道の駅ほうほくから車で約20分、豊北町田耕の田耕あじさい園がオープンしているので、今朝行ってみました。お花は咲きはじめでまだ少ないですが、きれいな青色を楽しめます☆

田耕あじさい園 2025年6月5日 山口県下関市豊北町田耕
田耕あじさい園は、朝6:00~18:00開園。これからだんだん開花するので、お時間のある方は、ぜひお立ち寄りください。

関鯨丸進水式 2023年8月31日 山口県下関市長府
今朝の道の駅ほうほく鮮魚コーナーには、下関で建造され下関港を母港とする捕鯨母船・関鯨丸(かんげいまる)が北海道沖で捕獲した、ナガスクジラの生肉が登場!
仙台港で水揚げされ、下関の市場に運ばれたそうです。サシの入り方、発色とも抜群で、おいしいとか。ぜひ食べてみてください。数が少ないので、お早めに🐋

長門湯本温泉 山口県長門市
道の駅ほうほくから車で約50分、長門湯本温泉で、蛍に寄りそう照明演出がはじまったので、行ってみました。6月14日まで。

長門湯本温泉 山口県長門市
湯本温泉を流れる音信川(おとずれがわ)はゲンジボタルの生育地で、自然豊かな温泉街に持続する貴重な蛍の生育環境に寄り添うためだそうです。まだ明るかったので実感はそんなにないですが、確かにいつもより灯りが少ないです。夕涼みのそぞろ歩きには良いですね♪

豊北町の蛍 2025年6月4日 山口県下関市豊北町北宇賀
ここのところ、夜は豊北町を流れる粟野川の支流に、蛍を見に行っています。昨夜は八日月で空が明るく、風もあって、蛍が見えにくい環境でしたが、山や木の陰になったところには、たくさん光っていました。

豊北町の蛍 2025年6月4日 山口県下関市豊北町田耕
たまに、風に乗って橋の上まで来る蛍もいて、キャッチ。プロフィールの特技欄に、「蛍の捕獲」と書けるような気がしてきた今日この頃…。

豊北町の蛍 2025年6月3日 山口県下関市豊北町田耕
夕されば 蛍よりけに もゆれども 光見ねばや 人のつれなき(紀友則『古今和歌集』第12巻562番)
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夕(ゆう)されば 蛍よりけに も(燃)ゆれども 光見ねばや 人のつれなき(紀友則『古今和歌集』第12巻562番)
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夕方になると光る蛍よりもいっそうこの思いは燃えているのに、この光が見えていないのか、あの人は相手にしてくれない。

豊北町の蛍 2025年6月3日 山口県下関市豊北町田耕
今回の冒頭は、平安時代の平安時代前期に編纂された、最初の勅撰和歌集『古今和歌集』から。作者の紀友則(きのとものり)は平安時代前期の歌人ですが、生没年不詳。紀貫之(きのつらゆき)のイトコで、三十六歌仙のひとり。
和歌の世界では、蛍の光は恋の火の光にたとえられます。夕方、暗くなってくると光る蛍よりもさらに自分の思いは燃えて光っているのに、一番見て欲しい人には気づいてもらえない。いつの時代も変わらぬ初々しく儚い片恋は、闇にまたたく蛍の光のようですね。