豊北町のお雛様とあがわほうせんぐりマルシェと修復が進む粟野川沈下橋
此れを食ひて、暫く有らば自然ら風直りなむ。其の時に本国に返り行くべき也と云て、不動と云ふ物と、芋頭と云ふ物とを持来て食すれば、糸吉く食てけり。(『今昔物語集』巻31第16話「佐渡国人為風被吹寄不知島語」)

下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」雛人形展示 2026年3月8日まで 山口県下関市豊北町滝部
こんにちは。山田です。今朝の下関市内では積雪もあったようですが、道の駅ほうほくは雪もなく元気に営業しています。売店ほうほく夢市場に、お雛様が登場☆

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくから車で約10分、豊北町滝部にある下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」でも、お雛様が飾られました。いつもの和室(女礼室)はもちろん、西棟階段・東棟階段・復元教室にも。3月8日まで。

下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」雛人形展示 2026年3月8日まで 山口県下関市豊北町滝部
雛人形の顔立ちはもちろん、衣装や設えも、時代によって変遷しています。違いを探すのも一興。太翔館は大正13(1924)年、「東洋の化粧品王」と呼ばれた地元出身の実業家・中山太一(なかやまたいち:1881~1956)が滝部村に寄付した、旧滝部小学校校舎。大正レトロな学校建築として、山口県文化財に指定されています。建物とお雛様を楽しみに、ぜひお出かけください☆

下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」雛人形展示 2026年3月8日まで 山口県下関市豊北町滝部
道の駅ほうほくから車で約20分、下関市豊北町粟野の粟野川にかかる沈下橋「小野橋」で、修復工事が進んでいます。沈下橋(潜水橋)は、川の水面近くに架けられた欄干のない橋。増水すると水に沈んで通行できなくなりますが、流木等で橋が壊れたり、引っ掛かって水をせき止めて洪水になることを防ぐように作られています。

粟野川沈下橋「小野橋」 2026年2月3日 山口県下関市豊北町粟野
小野橋は2023年の豪雨災害で、橋桁の一部が流されて川に沈み、渡れなくなっていました。先日、通りすがりに見ると、橋がつながっていました。まだ整備中のようですが、早く通れるようになると良いですね

粟野川沈下橋「小野橋」 2026年2月3日 山口県下関市豊北町粟野
明後日2月11日(水祝)建国記念の日、道の駅ほうほくから車で約10分、阿川ほうせんぐり海浜公園で『あがわほうせんぐりマルシェ』が開催されます。午前中(9:30~12:00)のみですが、四つ葉農園さんはじめ、滝部ウエストビレッジさん、 Cafe Kosajiさんなどが出店。ちょっと寄ってみてください!

道の駅ほうほくには、四つ葉農園さんの豊北町産さつまいもを使った「しあわせるチップス」や「菊芋ちっぷす」が並んでいます。ぜひどうぞ☆

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
此れを食ひて、暫く有らば自然ら風直りなむ。其の時に本国に返り行くべき也と云て、不動と云ふ物と、芋頭と云ふ物とを持来て食すれば、糸吉く食てけり。(『今昔物語集』巻31第16話「佐渡国人為風被吹寄不知島語」)
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此れ(これ)を食ひ(くい)て、暫く(しばらく)有らば自然ら(おのずから)風直りなむ(なおりなん)。其の(その)時に本国に返り行くべき也(なり)と云て、不動(ふどう)と云ふ(いう)物と、芋頭(いもがしら)と云ふ(いう)物とを持来て食すれば、糸吉く(いとおyく)食てけり。(『今昔物語集』巻31第16話「佐渡国人為風被吹寄不知島語」)
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これを食べてしばらく待っていればやがて風もおさまるだろう。その時に故郷に帰れば良いと言って、「不動」というものと、「芋頭」というものを持ってきたので食べはじめると、たいそうよく食べたものだった。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
今回の冒頭は、平安時代後期の物語集『今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)』から。天竺(てんじく:インド)・震旦(しんたん:中国)・本朝(ほんちょう:日本)の3部に分かれ、一千余の説話を収める、日本最大の古説話集。全31巻、うち現存28巻。タイトルは、各話が「今は昔」で始まることから。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
引用部は、巻31第16話「佐渡国人為風被吹寄不知島語(佐渡の国の人風の為に知らぬ島に吹き寄せらるること)」から。佐渡の国の人々が乗った船が、風に吹かれてどことも知れぬ島に流れ着き、白い布を頭に巻いた長身の島人から食べ物を恵んでもらいました。それが大きな「不動」「芋頭」だったと。
「芋頭」はイモで、当時のことですからサトイモが考えられますが、「不動」は何かわかりません。読みからして、もし「ブドウ」だったら、ちょうど今の時期は、道の駅にサトイモとブドウが並んでいます。面白いですね!

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町