二見夫婦岩の夕景
おもひきや ふた見のうらの 月をみて 明暮袖に 浪かけんとは(西行法師/『西行法師家集』604番)

二見夫婦岩の夕景 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇りで、雨が降りそうですが、元気に営業しています。

田耕あじさい園 2026年6月19日 山口県下関市豊北町田耕
道の駅ほうほくから車で約20分、下関市豊北町田耕の田耕あじさい園は、花盛りが続いています。いろんな色のお花が楽しめますよ!

田耕あじさい園 2026年6月19日 山口県下関市豊北町田耕
先日、道の駅ほうほくから車で約10分、豊北町北宇賀二見の夫婦岩で夕日を眺めました。今年の夏至は6/21ですが、夏至が近付くと太陽が北の方に沈みます。すると、夫婦岩の間に沈む夕日を見ることができるのです!

二見夫婦岩の夕景 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
お昼間のうちに、ちょっと行ってみました。雄岩(おいわ)と雌岩(めいわ)を結ぶ注連縄は、昔は毎年正月二日に二見浦の若衆により新しいものが作られて架け替えられていました。今は、業者さんが作った注連縄ですが、舟の安全や地域の安寧を祈る気持ちは変わりません。

二見夫婦岩 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
国道191号から見ると、大きめの右が雄岩、小さめの左が雌岩。雄岩には鳥居や、時期によっては御幣が立っています。

二見夫婦岩 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
おもひきや ふた見のうらの 月をみて 明暮袖に 浪かけんとは(西行法師/『西行法師家集』604番)
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おもひ(思い)きや ふた見(二見)のうら(浦)の 月をみて 明暮(あけくれ)袖に 浪かけんとは(西行法師/『西行法師家集』604番)
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思いがけないことでした、二見の浦の月を眺めて、朝夕衣の袖に波がかかったように泣くことになろうとは。

二見夫婦岩の夕景 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
今回の冒頭は、平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人・西行(さいぎょう:1118~1190)の歌集『西行法師家集』から。西行はもともと佐藤義清(さとうのりきよ)という武士でしたが、若くして出家し、各地を旅して多くの和歌を詠みました。
この歌は、詞書に「二見の浦にて、月のさやかなりけるに」とあり、伊勢(三重県)の二見浦(ふたみのうら)で詠んだもの。綺麗な月に照らされた、夜の海の美しさに涙がとまらないほど感激したのでしょうか。

二見夫婦岩の夕景 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
伊勢の二見浦は、「夫婦岩」で有名です。大小2つの岩からなる夫婦岩の間からは、夏至の頃には輝かしい朝日を、冬至の頃には美しい月の出を見ることができます。同じような「夫婦岩」は全国にあり、各地で信仰の対象となっていました。

二見夫婦岩の夕景 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見
豊北町の二見の「夫婦岩」も同じですが、伊勢の海と違い、こちらは西に響灘が広がっています。夫婦岩の間には、朝日ではなく夕日を見ることができるのです。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくでは、豊北町二見にある、ときわ屋さんの「二見まんじゅう」「ときわ最中」を販売しています。二見まんじゅうは焼き印で、ときわ最中は包み紙に夫婦岩が描かれています。
ときわ最中は、大きめの雄岩が左側に描かれているので、陸からではなく海から見たかたち。もしくは、磯に降りて、夫婦岩の間に沈む夕日を眺める時のかたちです。食べる前にぜひ、夫婦岩を見に行って、描かれた夫婦岩と比べてご覧ください!

二見夫婦岩 2026年6月16日 山口県下関市豊北町北宇賀二見