道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2026.05.10

オープンしたベイサイド104と矢玉の蜻蛉橋

ありと見て 手にはとられず 見ればまた 行方も知らず 消えし蜻蛉(紫式部『源氏物語』第52帖「蜻蛉」)

 

ベイサイド104 2026年5月9日 山口県下関市豊北町神田肥中

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴。ドライブ日和です。お昼間は気温が上がるこの頃、海鮮屋台小駅では、冷やしぜんざい(白玉入り450円)をはじめました。日本の冷たいスイーツを、ぜひどうぞ♪

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

道の駅ほうほくから車で約10分、下関市豊北町神田肥中にある、ベイサイド104(旧肥中海水浴場・オートキャンプ場)がGWにオープンしているので、行ってみました。まだ人も少なくて、きれいな海を堪能できます!

 

ベイサイド104 2026年5月9日 山口県下関市豊北町神田肥中

 

豊北町の海水浴場は7月オープン8月末終了のところが多いですが、ベイサイド104はGWから10月頃まで。小さな湾に面したオートキャンプ場は、ジェットスキーやボート持込可、隠れ家のようです。タープテントとテーブル・椅子のレンタルもあるので、お気軽に☆

 

ベイサイド104 2026年5月9日 山口県下関市豊北町神田肥中

 

道の駅ほうほくから車で5分、豊北町矢玉にある、斎八幡宮の参道になっている「蜻蛉橋」に行きました。さて、この橋の名前、なんと読みますか?

 

矢玉の蜻蛉橋 2026年5月10日 山口県下関市豊北町矢玉

 

「蜻蛉」は、日本では「せいれい」「かげろう」「とんぼ」「あきつ」と、いろんな読み方がある漢字です。「せいれい」は音読み、「かげろう」「とんぼ」「あきつ」は訓読み。「かげろう」は虫のカゲロウ、「とんぼ」「あきつ」は虫のトンボのこと。

 

矢玉の蜻蛉橋 2026年5月9日 山口県下関市豊北町矢玉

 

橋には、橋の名前を記した「橋名板(きょうめいばん)」がつけられています。たいていの橋は、漢字とふりがなの2枚がついています。蜻蛉橋は、国道191号に面した側に「蜻蛉橋」、鳥居がある側に「せ似連い者゛し」の橋名板があります。

 

矢玉の蜻蛉橋 2026年5月9日 山口県下関市豊北町矢玉

 

「せ似連い者゛し」は「せいれいばし」で、橋名板にあるということは、橋を作った時の正式名称。つまり、「蜻蛉橋」は「せいれいばし」のはずですが、『豊北町史2』(豊北町、1994年)では、「蜻蛉橋」に「トンボ」とふりがながついています(P561)。どっちだよ!

まあ、役所に登録された正式名と関係者の間で知られた名前が違うことは、よくあります。当駅も、正式には「道の駅北浦街道豊北」ですが、だいたい「道の駅ほうほく」ですからね。

 

矢玉の蜻蛉橋 2026年5月9日 山口県下関市豊北町矢玉

 

ありと見て 手にはとられず 見ればまた 行方も知らず 消えし蜻蛉(紫式部『源氏物語』第52帖「蜻蛉」)

あり(有り)と見て 手にはとられず 見ればまた 行方も知らず 消えし蜻蛉(かげろふ/かげろう)(紫式部『源氏物語』第52帖「蜻蛉」)

そこにあると見つけても手に取ることはできず、また見るともう姿がなくてどこに行ったかもわからない蜻蛉よ。

 

矢玉の蜻蛉橋 2026年5月9日 山口県下関市豊北町矢玉

 

今回の冒頭は、平安時代の長編小説、紫式部『源氏物語』第52帖「蜻蛉」から。平安時代の辞典には、「蜻蛉」の読み方が「加介呂布(かけろふ)」と載っているので、『源氏物語』の「蜻蛉」は「かげろう」と読むことになっています。平安時代の文学作品には、『蜻蛉日記(かげろうにっき)』もあります。

『源氏物語』でも、「蜻蛉」帖を含む「宇治十帖」は、光源氏の息子として育った「薫(かおる)」が主人公。親友の「匂宮(におうのみや)」と、京都の南・宇治にゆかりの姫君たちをめぐる恋の苦悩が描かれます。この歌は帖名「蜻蛉」のもとになっていて、薫から去っていく姫君をカゲロウにたとえています。これが「トンボ」だと、ちょっとイメージが違いますね。

 

矢玉の蜻蛉橋 2026年5月9日 山口県下関市豊北町矢玉

 

矢玉の方がいらっしゃったら、「蜻蛉橋」を何と呼んでいるか、教えてください。情報コーナーでお待ちしています!