道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

今月の営業時間

売店・・・・・・・・・・・・・8:30~18:00

パン工房・・・・・・・・・・9:00~17:30(定休日に加えて 9/24・10/8・10/22・10/29は
臨時休業

レストラン・・・・・・・10:00~18:00(オーダーストップ 17:00)

今月の定休日

…定休日 

…臨時休業

※9月24日(火)パン工房のみ臨時休業

※10月8日(火)パン工房のみ臨時休業

※10月22日(火)パン工房のみ臨時休業

※10月29日(火)パン工房のみ臨時休業

newsお知らせ

スタッフブログ 2023.03.20

バスが行く肥中街道

右 是よりつくの一り二丁 二見浦 願主弥一(神田鳴滝三辻道標)

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴、お客様もたくさんいらしてます!

道の駅豊北(山口県下関市豊北町神田上) 展望テラスより

3月18日バス停「道の駅ほうほく」開設、3月24日には道の駅ほうほく開駅11周年と、イベントが続いています。3月26日(日)14時からは、開駅記念の餅まき大会も予定しています。ぜひお出かけください☆

バス停「道の駅ほうほく」とほっくん

道の駅ほうほくに来るバスのルートは大きく分けて2つ。ブルーライン交通の豊浦・豊北線(肥中⇔川棚温泉)と、豊田・豊北線(滝部駅⇔角島)。

豊浦・豊北線では、川棚温泉ではなくJR二見駅発着便や、肥中から先の島戸まで行く便もあります。また、豊田・豊北線は基本的に、JR滝部駅で西市発着便と接続します。

ブルーライン交通バスと帽子でおそろいほっくん

ただ、道の駅ほうほくの営業時間外は、バスも来ないようです。詳しい時刻表は、道の駅ほうほく情報コーナーにあるので、希望される方はお声かけくださいね。

バス停開設記念にお出迎えほっくん

ブルーライン交通バスを利用して道の駅ほうほくにお越しの方は、下車時に運転手さんから渡される「乗車記念証」を情報コーナーまでお持ちください。記念のオリジナルBOXティッシュを差し上げます(限定300名様)!

鳴滝三辻の道標(山口県下関市豊北町神田)

右 是よりつくの一り二丁 二見浦 願主弥一(神田鳴滝三辻道標)

今回の冒頭は、道の駅からほど近い、山口県下関市豊北町神田鳴滝の三叉路にある道標の銘文。高さ約50cm、幅と厚さは約15cmで真上からみると正方形、銘文があるのは正面だけ。

国道435号線の道端に、特牛に向けて進む上り坂の左手、左からくる道との交差点にあります。ブルーライン交通 豊田・豊北線(滝部駅⇔角島)ルート上。「つくの」は豊北町神田附野、「願主弥一」の住所「二見浦」は豊北町北宇賀二見のことでしょう。

鳴滝三辻の道標(山口県下関市豊北町神田)「一り二丁?」

「一り」は「一里」で約4km、「ニ丁」は「二町」で「一町」は約110mのこと。ただ、現物は「二丁」と彫ってあるように見えるのですが、参照した山口県教育委員会編『赤間関街道』(1996年)では「一里三丁」になっています。また「願主」以下は、草に埋もれてよく見えませんでした。

この道標があるのは、国道435号沿い。国道435号線は、起点は国道9号に接する山口市の吉敷西交差点、終点は国道191号に接する特牛交差点です。この道は、室町時代、山口(山口県山口市)を本拠とした大内氏が、海外貿易の拠点であった肥中港を繋いで利用していた「肥中街道(ひじゅうかいどう)」と、おおむね重なります。

肥中街道 肥中の山道(山口県下関市豊北町神田)

国道からはずれた肥中街道は、だいたいが山道なのでちょっとしたウォーキングに適しているとは言い難いですが、道の駅からほど近い豊北町神田肥中の周辺では、短い山道や、集落の中の石畳で歩きやすく、往時の面影を偲ぶことができるかもしれません。

肥中街道 肥中の石畳(山口県下関市豊北町神田)

肥中街道は、江戸時代に入っても重要な街道のひとつで、萩藩が編纂した地図にも一里塚などの記述があります。肥中港には萩藩の浦究役という役所が置かれ、港を管理していました。現在は有限会社吉田水産さんがあり、海産物加工品を道の駅でも販売しています。

㈲吉田水産 サザエ加工(瓶詰)

ウニもイカもおいしいですが、サザエのオイル漬は、お手頃価格で日本酒にもワインにも合いますよ☆