太翔館「学舎が見ていた100年展」に行きました
明けたてば 蝉のをりはへ なきくらし 夜は蛍の もえこそわたれ(読人不知/『古今和歌集』第11巻543番)
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角島大橋 山口県下関市豊北町
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴、ドライブ日和です。画像はある晴れた日の角島大橋、本土側の海士ヶ瀬公園展望台から。絶景ですね☆
5月27日から、角島夕やけマラソンのエントリーがスタートしました。今年2024年は10月19日(土)開催。多くのご参加をお待ちしています!
本日6月1日は、道の駅ほうほくから車で約40分の豊田町西市で、第57回豊田ホタル祭り~水と光の祭典2024~ホタルの夕べ。15時~21時。打ち上げ花火は20時半。小月方面の方は、混雑にご注意ください。
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豊北町の蛍 山口県下関市豊北町
明けたてば 蝉のをりはへ なきくらし 夜は蛍の もえこそわたれ(読人不知/『古今和歌集』第11巻543番)
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明けたてば 蝉(せみ)のをりはへ(折り延へ/おりはえ) なき(鳴き/泣き)くらし(暮らし) 夜は蛍(ほたる)の もえ(燃え)こそわたれ(読人不知/『古今和歌集』第11巻543番)
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夜が明けてあなたと会えない昼間には蝉のように泣いて日が暮れるまで過ごし、夜には蛍のようにあなたを思う気持ちを燃やしています。
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豊北町の蛍 山口県下関市豊北町
今回の冒頭は、平安時代前期に編纂された、最初の勅撰和歌集『古今和歌集』から。「読人不知(よみびとしらず)」とは、誰が詠んだかわからないということ。
会いたくても会えない人への切ない気持ちを、昼に鳴く蝉と夜に光る蛍に託した和歌。「折り延へ(おりはえ)」とは、ずっと時間を延ばしてという意味です。思う心が深ければ、にぎやかな蝉の声や夜闇にまたたく蛍の光にも、やるせない思いを感じるものなのですね。
道の駅ほうほくから車で約10分、下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館(たいしょうかん)」で開催中の、竣工100周年記念「学舎が見ていた100年展」に行きました。9時~17時、月曜休館(月曜祝日の場合は翌平日)、入場無料、9月23日まで。太翔館の許可を得て撮影・掲載しています。
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太翔館 山口県下関市豊北町滝部
太翔館は、1924(大正13)年に建造された、旧滝部小学校の校舎。滝部出身の実業家・中山太一の寄贈による、鳳凰が両翼を広げたような美しいたたずまいが特徴です。
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太翔館 山口県下関市豊北町滝部
1979(昭和54)年まで滝部小学校として使用され、今年で竣工100年。ルネサンス様式の石造建築を木造建築に取り入れた構造で、大正期の代表的な学校建築として、1979(昭和54)年、県の有形文化財に指定されています。
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太翔館「学舎が見ていた100年展」 2024年9月23日まで 山口県下関市豊北町滝部
明治~大正~昭和、各時代の卒業写真を中心に、学校で使用された教科書や教材を展示して、時代の流れを感じることができます。
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太翔館「学舎が見ていた100年展」 2024年9月23日まで 山口県下関市豊北町滝部
また、昭和時代の滝部商店街の街並み地図を復元中。情報募集しているので、記憶がある方はぜひ、ご協力を!
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太翔館「学舎が見ていた100年展」 2024年9月23日まで 山口県下関市豊北町滝部
もともと校舎なだけに、まるまる一室使って、教室の様子を再現した展示もあります。私はもう少し後の時代(笑)ですが、懐かしい雰囲気。
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太翔館「学舎が見ていた100年展」 2024年9月23日まで 山口県下関市豊北町滝部
教科書や教材は、使っていた時代のものなら懐かしいし、別の時代のものには不思議に感じるものもあれば工夫に感心するものも。いつの時代も、教育は社会の重要事項です。
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太翔館「学舎が見ていた100年展」 2024年9月23日まで 山口県下関市豊北町滝部
逆に、形状などがほぼ変わりないものも。牛乳瓶は、シモラクでも県酪でも、他のところでも同じですね。
滝部小学校に通っていた人も、そうでない人も、ぜひ寄ってみてください!
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道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくには、やまぐち県酪さんの「やまぐちきらら牛乳」も並んでいます。牛乳から、子供時代を懐かしむことができるかもしれません。「やまぐちきらら牛乳ラングドシャ」もありますよ。
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道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町