JR滝部駅イルミネーションとクリスマス市山口
信長はさっそくその円楯を自分の部屋に掛けさせ、ぱあでれルイス・フロイスに礼を述べさせ、返書を豊後へ送るようにぱあでれフランシスコ・カブラルの書簡に返事を書いた。その後、ぱあでれは同じ隆佐ジョーチンを通じて金平糖一瓶を届けた。信長は前に円楯を〔貰った時に〕劣らない喜びでそれを受け取って、ぱあでれはどこにいるかと尋ね、たいそう親切丁重な書簡を書いて、彼がみやこに来た原因をそこで簡潔に説明した。(ルイス・フロイス『日本史』/柳谷武夫訳『日本史―キリシタン伝来のころ-5』平凡社東洋文庫、1988年)

JR滝部駅 2024年12月12日 山口県下関市豊北町滝部
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは虹が出たり、霰(あられ)が降ったり。本日10時半より、エントランスホールにて、ハンドベルコンサートを開催!
そして、12時半より、交流広場にて、帰ってきた特別企画☆しそいりわかめをおたまですくえ!開催です。先着100名様、お一人様1回限り、参加費100円。お早めに!
道の駅ほうほくから車で約10分、下関市豊北町滝部にあるJR滝部駅では、クリスマスイルミネーションが始まりました。11月からのかぼちゃオブジェ展示とあわせて、来年1月15日まで。どなたでもご覧になれます。

JR滝部駅 2024年12月12日 山口県下関市豊北町滝部
JR山陰本線は、昨年(2023)夏の豪雨災害により、人丸駅~滝部駅間はいまだ運転中止・代行バス運行のみ。滝部駅~小串駅間も、列車と代行バスの併用となっています。
先日のJR西日本の会見によると、工事の進捗によっては、来年(2024)中の運転再開もあり得るとか。早く復旧しますように!

JR滝部駅 2024年12月12日 山口県下関市豊北町滝部
下関北高校の生徒さんが、駅舎の外と中に、イルミネーションやツリーを飾ってくれています。駅舎内のツリーには、クリスマスツリーカラーのほっくんがいます。探してみてください( ●● )

JR滝部駅 2024年12月12日 山口県下関市豊北町滝部
12月1日から、日本のクリスマス発祥の地・山口市では、日本のクリスマスは山口から実行委員会によるクリスマスイベント「12月、山口市はクリスマス市になる。」が始まっています。亀山公園のイルミネーションを見て来ました。

亀山公園クリスマスイルミネーション 2024年12月31日まで 山口県山口市
亀山公園の、山口県立美術館横には、旧山口サビエル記念聖堂シンボルモニュメントと、未来を奏でる光のアンサンブル。どちらも毎日22時まで、12月31日まで。

亀山公園クリスマスイルミネーション 2024年12月31日まで 山口県山口市
日本のクリスマスは、1552年12月24日、山口で行われた降誕祭がはじまりとされています。当時、山口を治めていた大内氏は、キリスト教の布教を許可していたので、イエス・キリストの誕生を祝うことができました。
日本にキリスト教をもたらしたフランシスコ・サビエルは、スペインのナバラ州出身。その縁で、山口市とナバラ州都パンプローナ市、山口県とナバラ州は、姉妹都市提携を結んでいます。

亀山公園クリスマスイルミネーション 2024年12月31日まで 山口県山口市
12月31日まで(期間は店舗による)、山口市の飲食店では「恋するピンチョス2024」開催。スペイン・バスク地方の前菜である「ピンチョス」など、クリスマスオリジナルメニューを提供とのことなので、一軒寄ってみました。複数の食材を小さな串で刺した、ひと口サイズの軽食で、かわいいです。

恋するピンチョス2024 山口県山口市
信長はさっそくその円楯を自分の部屋に掛けさせ、ぱあでれルイス・フロイスに礼を述べさせ、返書を豊後へ送るようにぱあでれフランシスコ・カブラルの書簡に返事を書いた。その後、ぱあでれは同じ隆佐ジョーチンを通じて金平糖一瓶を届けた。信長は前に円楯を〔貰った時に〕劣らない喜びでそれを受け取って、ぱあでれはどこにいるかと尋ね、たいそう親切丁重な書簡を書いて、彼がみやこに来た原因をそこで簡潔に説明した。(ルイス・フロイス『日本史』/柳谷武夫訳『日本史―キリシタン伝来のころ-5』平凡社東洋文庫、1988年)

亀山公園クリスマスイルミネーション 2024年12月31日まで 山口県山口市
今回の冒頭は、ポルトガル人の宣教師ルイス・フロイス(1532~1597)が書いた『日本史』から。フロイスは1583年、イエズス会から、1549年のザビエル上陸以降の30数年間の「日本布教史」をまとめるよう指示され、『日本史』を書きました。
「ぱあでれ」は「パーデレ」「パードレ」とも言い、キリスト教カトリックの神父のこと。フランシスコ・カブラルは、ルイス・フロイスと同じく日本に派遣されたイエズス会の宣教師。
隆佐ジョーチンは、堺(大坂)の豪商で、後に豊臣秀吉の家臣となる小西隆佐(こにしりゅうさ)。キリスト教に帰依し、日本のキリシタンの中心として活躍しました。小西行長(こにしゆきなが)の父です。

亀山公園クリスマスイルミネーション 2024年12月31日まで 山口県山口市
彼らキリスト教の宣教師により、大航海時代のヨーロッパから戦国時代の日本にもたらされたものはいろいろあります。金平糖(こんぺいとう)もそのひとつ。
引用部の1569年、ルイス・フロイスが織田信長に献上したものが、日本史に初めて登場した金平糖です。翻訳後なので「金平糖」ですが、もとはポルトガル語「Confeito(コンフェイト)」で、砂糖菓子のこと。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
金平糖は茶道の御菓子のひとつになりましたが、キリシタン禁制とともに下火になりました。江戸時代中期、日本製のものが発売され、あらためて広がっていきます。
道の駅ほうほくにも、角島の海を模した綺麗な金平糖があります。お土産にぜひ☆