今シーズン初の青海苔!
粟野川(幹流) 水源字才ヶ瀬、流末字郷、長弐里参町参拾五間、幅最広所字郷四拾壱間五分、最狭所字才ヶ瀬拾五間(『山口県風土誌』第十巻、1973、歴史図書社)
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇り、時々小雨がぱらつきますが、元気に営業しています!
12月25日、今シーズン初の青海苔採りがあると聞いて、粟野川へ出かけました。川に入ることができるのは、一軒から1名。朝8時、粟野橋のたもとで、一斗缶を叩く音が合図。冬の川の中で、青海苔採りが始まります。
腰まで川に浸かり、熊手のような漁具で川底の青海苔をさらい取り、発泡スチロールで作った手づくりの浮に敷いた網に移していきます。豊北町の冬の風物詩としてメディアにもよく登場しますが、現地にいると本当に寒い!
それでも、この寒さの中で採った青海苔が美味しいのです。わずか20分間の漁で、いっぱい採れた青海苔を、石をよけつつ笊に移して水を切り、持ち帰ります。
洗って天日干ししますが、この作業工程が組める時間とお天気でないと、青海苔採りはできません。当然、晴れた日の早朝の作業となるわけです。こうしてできた青海苔が、道の駅にも並びます。新物はまだまだ量が少ないので、お早めに!
粟野川(幹流) 水源字才ヶ瀬、流末字郷、長弐里参町参拾五間、幅最広所字郷四拾壱間五分、最狭所字才ヶ瀬拾五間(近藤清石『山口県風土誌』第十巻、1973、歴史図書社)
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粟野川(主流) 水源は才ヶ瀬からはじまり、末は郷まで、長さは約8.4km、川幅がもっとも広いところは郷で約75m、もっとも狭い所は才ヶ瀬で約17m。
今回の冒頭は、明治38(1905)年に成立した『山口県風土誌(やまぐちけんふうどし)』から。山口県の風土や歴史について記した総合的な地誌で、全305巻。
編者の近藤清石(こんどうきよし:1833-1916)は萩藩士で、維新後、玉祖(たまのおや)神社宮司をつとめるとともに、郷土史家として活躍しました。著作は「防長旧族志」「大内氏実録」「山口名勝旧蹟図誌」など。
引用部は、粟野川(あわのがわ)について書かれた粟野村の項。「里(り)」「町(ちょう)」「間(けん)」は、いずれも長さをあらわす単位。一里は約4km、一町は約110m、一間は約1.8m。距離は粟野村内のみの数字のです。
途中にしばしばある「字(あざ)」は、小さい集落のまとまりにつけられた地名。もうすこし大きい単位の地名「大字(おおあざ)」は、江戸時代の村を継承した範囲・地名で、「豊北町大字粟野」というかたちで現代の戸籍にも見られます。粟野の中で、字の「才ヶ瀬(さいがせ)」や「郷(ごう)」は、自治会単位では残っています。
先日、宇部市のときわ公園で開催されている、TOKIWA(ときわ)ファンタジア2024に行きました。まずはときわミュージアム・世界を旅する植物館のナイトミュージアム!
着いた時は、ちょうど生ライブ中。満月を模したオブジェが浮かぶ熱帯ゾーン、サボテンが迫力のアフリカゾーン、イルミネーション鮮やかな中庭ゾーン。館内を巡るイベント、アトラクションもあって、楽しい♪
ときわ遊園地は、イルミネーションを一新。遊園地の夜間営業も、観覧車やメリーゴーランドなど、充実していました。上から見るイルミネーションも素敵☆
撮りまくっている女性グループや、お子様連れも多く、夜のお出かけの特別感がありました。夜のお時間がある方は、ぜひお出かけください!
豊北町からはちょっと遠いですが、見ごたえあります。ときわファンタジアは、2025年1月13日まで開催中。宇部市内では、まちじゅうエヴァンゲリオン第4弾も開催されているので、ロンギヌスの槍だけ見て来ました。
いっぽう豊北町では、下関北高校による、JR滝部駅のイルミネーション開催中。かぼちゃオブジェもあります。
こちらは成人式に帰ってくるみなさまをお迎えするため、1月15日まで。こちらは近いので、夜にちょっとお時間ある方は、ぜひ見に行ってください☆
道の駅ほうほく、恒例の歳末市は、肉の立道、特撰和牛特売会がスタート。ローストビーフやサーロインステーキ肉など、お得です。旦過市場のマグロ専門店も昨日から。お正月準備に、ぜひご利用ください!