新成人を歓迎するJR滝部駅イルミネーション&かぼちゃオブジェと尾潟正美絵画作品展
皇太子加元服(『続日本紀』元明天皇和銅七年六月庚辰条)

JR滝部駅イルミネーション 2025年1月15日まで 山口県下関市豊北町
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇り、寒いですが元気に営業しています!
今日1月13日は成人の日。新成人のみなさま、おめでとうございます( ●● )
昨日、下関市の成人式が、新しい体育館・J:COMアリーナ下関(下関市総合体育館)で開催されました。私の頃は豊北町でしたが、平成の大合併の後、豊北町と豊浦町が一緒に行うようになり、ついに全市で一会場となったわけです。4町からシャトルバスは出ますが、時代の流れですね。

J:COMアリーナ(下関市総合体育館) 山口県下関市向洋町
豊北町滝部にあるJR滝部駅では、下関北高校生によるイルミネーションと、子どもたちによるかぼちゃオブジェで、成人式のために公共交通で帰省するみなさまを歓迎しています。1月15日まで、日没~22時くらいまで。どなたでも見られるので、ぜひお立ち寄りください☆
JR滝部駅かぼちゃオブジェ 2025年1月15日まで 山口県下関市豊北町
皇太子加元服(『続日本紀』元明天皇和銅七年六月庚辰条)
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皇太子、元服を加える(『続日本紀』元明天皇和銅七年六月庚辰条)
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皇太子が成人式を行った。

JR滝部駅イルミネーション 2025年1月15日まで 山口県下関市豊北町
今回の冒頭は、『日本書紀』に次いで編修された勅撰国史『続日本紀(しょくにほんぎ)』から。全40巻、平安初期の延暦16(797)年完成。撰者は藤原継縄(ふじわらのつぐただ)・菅野真道(すがののまみち)ほか。文武天皇即位の年(697)から桓武天皇の延暦10年(791)12月まで、9代95年間の国の歴史が編年体で書かれています。

JR滝部駅イルミネーション 2025年1月15日まで 山口県下関市豊北町
引用部は元明天皇(げんめいてんのう:661~721、在位707~715)の時代、和銅7(714)年6月庚辰(かのえたつ)条。旧暦6月25日に行われた、皇太子・首皇子(おびとのみこ)の成人式。

JR滝部駅イルミネーション 2025年1月15日まで 山口県下関市豊北町
成人式は「元服(げんぷく)を加える」と書かれていて、史料で確認できる最も古い成人式です。当時は、中国から伝わった成人式で、頭に冠をかぶせる「冠礼(かんれい)」でした。「元」は首または初め、「服」は着物や冠を指しているとされます。
首皇子は、後の聖武天皇(しょうむてんのう:701~756、在位724~749)。元明天皇の孫にあたり、奈良の大仏を建立したことで知られます。この和銅7年当時、数え14歳。満年齢では12歳、中学1年生です。立場もあるでしょうが、昔の人は大変ですね。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくには、地元のお酒がたくさん並んでいます。大人になったら、ぜひ大人の味をどうぞ🍶
道の駅ほうほくの展望テラスから見える黒い建物、豊北生涯学習センターでは「尾潟正美 絵画作品展」開催中。2月9日まで、9時~21時、月曜休館、入場無料、夕方以後は事務室にお声かけください。

豊北生涯学習センター「尾潟正美絵画作品展」 2025年2月9日まで 山口県下関市豊北町神田特牛
尾潟先生は、中学時代の恩師。美術の先生で、授業のはじめはまず、自分の手のスケッチから始まりました。最初はものすごく時間がかかるのですが、慣れてくると描きやすい向きを探して、手間を省くように…(^^;

北生涯学習センター「尾潟正美絵画作品展」 2025年2月9日まで 山口県下関市豊北町神田特牛
当時は廃屋ばかり描かれていたように思いますが、今回の作品展は猫ちゃんがいっぱい。猫好きとしては嬉しい限り。お時間のある方は、ぜひお出かけください(=^・^=)

北生涯学習センター「尾潟正美絵画作品展」 2025年2月9日まで 山口県下関市豊北町神田特牛