アシガニを 大君召すと 何せむに 吾を召すらめや
葦河尒乎王召跡何為牟尒吾乎召良米夜(食乞者/『万葉集』第16巻3886番)

角島灯台公園の水仙 2025年2月22日 山口県下関市豊北町角島
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほく、雪が時々ちらつきますが、日も差しています。下関市街地からの国道191号は、道路上の雪もほとんどなく、普通に通行できます🚙

道の駅ほうほく 2025年2月24日朝 山口県下関市豊北町
国道435号は、滝部から山側には雪があります。美祢・山口方面は、今朝、なかなかの積雪⛄

今朝の滝部 2025年2月24日 山口県下関市豊北町滝部
高速道路は、山口県内では小月から東が通行止め(朝10時時点)。通れるところも冬用タイヤが必要です。気温が上がれば、雪もだんだん解けると思いますが、通行時はご注意ください!

角島灯台公園の水仙 2025年2月22日 山口県下関市豊北町角島
一昨日(2/22)、角島灯台公園の水仙は、かなり咲いていました。ただ咲き方にムラがあるのと、風が強くて、なかなか撮影は難しいです。位置取りが重要かもしれません。

角島灯台公園の水仙 2025年2月22日 山口県下関市豊北町角島
道の駅ほうほくから車で約10分、角島大橋のたもとのホテル西長門リゾートさんでは、2月28日まで、ディナービュッフェでカニ&エビフェアが開催されています。ズワイガニ&エビに加え、ライブキッチンでマグロ握り寿司&ローストビーフが食べ放題!

ホテル西長門リゾート「カニ&エビフェア」 2025年2月28日まで 山口県下関市豊北町神田
ホテルビュッフェらしく、彩りあざやかなメニューが並んでいます。カニを食べるための小道具も揃った親切仕様。デザートも盛りだくさん。
下関市・長門市・長門市の方には、「カニ&エビ食べ放題ディナービュッフェフェア」特別割引もあります。前日までに要予約。スタートは18時と18時半、時間制限90分。もうすぐ終わるので、ぜひお早めにお出かけください!

ホテル西長門リゾート「カニ&エビフェア」 2025年2月28日まで 山口県下関市豊北町神田
葦河尒乎王召跡何為牟尒吾乎召良米夜(食乞者/『万葉集』第16巻3886番)
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葦蟹(あしがに)を 王(おほきみ/おおきみ)召(め)すと 何せむに 吾(わ)を召すらめや(食乞者(ほかひびと/ほかいびと)/『万葉集』第16巻3886番)
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この葦蟹(あしがに)を大君(王)様がお呼びになるという。どうして私をお呼びになるのでしょうか。

ホテル西長門リゾート「カニ&エビフェア」 2025年2月28日まで 山口県下関市豊北町神田
今回の冒頭は、奈良時代に編纂された日本最古の和歌集『万葉集』から。偉い大君様に呼び出される葦蟹(あしがに)の気持ちを歌った、長歌(ちょうか)の一部です。
作者は「食乞者(ほかいびと)」で、お祝い言葉や誉め言葉を歌にすることを職業として、家々から物を乞い歩く芸能者とされます。「葦蟹(あしがに)」は、葦の生えている所に生息するカニで、食用とされていたようです。

ホテル西長門リゾート「カニ&エビフェア」 2025年2月28日まで 山口県下関市豊北町神田
引用部は、大君様に呼び出された葦蟹がドキドキしている場面ですが、全体ではもっと長いです。葦蟹は、難波(なにわ:大阪)の入江に隠れ住んでいる自分が、なぜ偉い大君に呼び出されたのか、歌い手としてか笛や琴の演奏家としてか、まさかそんな…と戸惑いながら都の飛鳥(あすか:奈良)に向かいます。途中の地名が語呂合わせとして歌に詠みこまれていて、芸能者の腕の見せ所。
しかし、葦蟹は、着いた都で、楡(にれ)の木の皮のように干され、臼で搗かれ、塩を塗られて食べられてしまうのでした。この歌は「為蟹述痛作之也(蟹のために痛を述べて作れり)」とされていて、食べられる運命の、蟹の心の痛みを詠んだもの。さすが芸能者の歌!

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
『万葉集』に登場する「葦蟹」とはおそらく種類が違いますが、道の駅ほうほくにも、カニがあります。おやつやお酒のつまみに、寒い夜の鍋料理に、ぜひどうぞ☆

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町