明日4月6日は七年に一度の浜出祭!
茲ニ於テ、弘安六年初メテ鎌倉時代ノ行装ヲ以テ行程三里余ノ土井ヶ浜ノ古戦場ニ神輿ノ行幸ヲ奉仕シ、一ハ以テ挙捷ノ奉賽トシ、一ハ以テ元虜亡霊ノ鎮邪トシ、爾後満七ヶ年毎ニ是ノ式典を奉仕継続今日ニ至レリ。(下関市立長府図書館蔵「豊浦郡田耕村村社厳島神社浜殿祭」)

浜出祭(浜殿祭) 2025年4月6日斎行 山口県下関市豊北町
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇りですが、元気に営業しています!

一の坂川の夜桜 2025年4月4日 山口県山口市
昨夜、道の駅ほうほくから車で約一時間半、山口市の一の坂川に夜桜を見に行きました。圧巻!

一の坂川の夜桜 2025年4月4日 山口県山口市
ライトアップ区間を徒歩でゆっくり往復して、30分くらい。ちょうど桜が満開で、たくさんの見物客がそぞろ歩いていました。落花まで、18:30~22:00。

城戸の夜桜 2025年4月3日 山口県下関市豊田町城戸
豊北町のお隣、豊田町城戸でも、木屋川沿いの県道34号線で、桜並木ライトアップ中。こちらは日没~21:00。車からでも楽しめます。お花見は素敵な日本の文化ですね♪

JA豊北町支所の桜 2025年4月4日 山口県下関市豊北町滝部
豊北町でも、あちこちで桜が満開。そんな中、明日4月6日(日)は、いよいよ七年に一度の浜出祭(はまいでさい)!
昨日、土井ヶ浜祭場に寄ってみると、準備も万端でした。今回の浜出祭は簡略化で、田耕と神玉の行列は10時にそれぞれ神社を出発しますが、歩く距離は短くて、基本はバス移動。

浜出祭 2025年4月6日 山口県下関市豊北町
13時から土井ヶ浜ミュージアム近くの弥生橋横で、行列が合流する「堀切出合(ほりきりであい)」で行われる「奏者交換(そうじゃこうかん)」。その後、行列はいったん国道に出て、鳥居のところから土井ヶ浜ミュージアム横の祭場に向かいます。

浜出祭 2025年4月5日 山口県下関市豊北町
祭場では、蟇目(ひきめ)や玉串奉奠(たまぐしほうてん)、「鰤切(ぶりきり)」などの神事が行われます。土井ヶ浜祭場の準備はすでに万端!

浜出祭 2025年4月6日 山口県下関市豊北町
茲ニ於テ、弘安六年初メテ鎌倉時代ノ行装ヲ以テ行程三里余ノ土井ヶ浜ノ古戦場ニ神輿ノ行幸ヲ奉仕シ、一ハ以テ挙捷ノ奉賽トシ、一ハ以テ元虜亡霊ノ鎮邪トシ、爾後満七ヶ年毎ニ是ノ式典を奉仕継続今日ニ至レリ。(下関市立長府図書館蔵「豊浦郡田耕村村社厳島神社浜殿祭」)
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茲(ここ)に於て、弘安六年初めて鎌倉時代の行装を以て行程三里余の土井ヶ浜の古戦場に神輿の行幸を奉仕し、一は以て挙捷(きょしょう)の奉賽(ほうさい)とし、一は以て元虜(げんりょ)亡霊の鎮邪とし、爾後(じご)満七ヶ年毎に是の式典を奉仕継続今日に至れり。(下関市立長府図書館蔵「豊浦郡田耕村村社厳島神社浜殿祭」)
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こうして、弘安六(1283)年に初めて、鎌倉時代の衣装で距離が約15kmの土井ヶ浜の古戦場にお神輿のお出ましを行いました。ひとつには戦いに勝った御礼のお祭りとして、ひとつには蒙古兵の祟りを鎮めるためとして、それ以来、満七年ごとにこの儀式を行い続けて現在に至ります。

浜出祭 2025年4月6日 山口県下関市豊北町
今回の冒頭は、下関市立長府図書館が所蔵する手書きの浜出祭(浜殿祭)由来書「豊浦郡田耕村村社厳島神社浜殿祭」から。大正9(1920)年に田耕神社から寄贈されたもの。
「浜殿祭(はまどのさい)」は、浜出祭の別名。土井ヶ浜に「座」と呼ばれる神事を行う場を設けて行われるお祭りなので、海浜の建物を意味する「浜殿」と呼んだもの。山口県無形民俗文化財に「浜出祭」として登録されたため、文化財としての正式名称は「浜出祭」ですが、地元では「浜殿祭」と呼ばれることも。

JA豊北町支所の桜 2025年4月4日 山口県下関市豊北町
桜も満開で、見頃の季節。明日は、豊北町の一大祭典「浜出祭」に、ぜひお出かけください☆

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
お花見のお供に、お祭りの打ち上げに、道の駅ほうほくには、いろんなお酒があります。こちらもぜひ🍶