豊田のホタル祭りに行ってほたる舟に乗りました
風涼しくて、そこはかとなき虫の声々聞こえ、蛍しげく飛びまがひて、をかしきほどなり。(紫式部/『源氏物語』第二帖帚木)

豊田のホタル祭り 2025年6月7日 山口県下関市豊田町
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇り、今にも雨が降りそうですが、元気に営業しています!

田耕あじさい園 2025年6月9日 山口県下関市豊北町田耕
今朝、田耕あじさい園に開花状況を見に行くと、だいぶお花の数が増えていました。青色以外もちらほら。楽しみです!

豊田のホタル祭り 2025年6月7日 山口県下関市豊田町
先週土曜、道の駅ほうほくから車で約40分、隣町の豊田町で開催された「豊田のホタル祭り ~水と光の祭典~」に行きました。本当にココは西市か?…というくらい、たくさんの人出!
豊田のホタル祭りは、下関の夏のはじまりを告げるお祭りです。今年は一日(一晩)だけの開催ですが、出店も多く、ステージイベントも大盛り上がり。みなさま楽しまれたようで、何よりです。

豊田のホタル祭り 2025年6月7日 山口県下関市豊田町
クライマックスの花火は、例年以上の迫力。ちょうど田んぼに映る位置だったので、一度で2倍楽しめました。

豊田のほたる舟乗船場 2025年6月21日まで 山口県下関市豊田町
舟で蛍を眺めて木屋川を下る、ほたる舟の運航も、6月5日から始まりました。今年は6月21日まで。早速乗りました!

豊田のほたる舟乗船場 2025年6月21日まで 山口県下関市豊田町
乗船中はスマホ操作も撮影も厳禁なので、船上では撮っていませんが、適度に暖かくて風もなく、蛍がちらほら居て、とても楽しめました。豊北町の粟野川の蛍はそろそろ終わりですが、豊田町の木屋川の蛍はこれからシーズンです。楽しみですね。
豊田のほたる舟は、すでに予約でほぼ満席ですが、キャンセルが出ることもあります。乗ってみたい方は、豊田町観光協会にこまめにお問い合わせすると、チャンスがあるかも!

豊田のほたる舟乗船場 2025年6月21日まで 山口県下関市豊田町
風涼しくて、そこはかとなき虫の声々聞こえ、蛍しげく飛びまがひて、をかしきほどなり。(紫式部/『源氏物語』第二帖帚木)
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風が涼しく、かすかに虫の声が聞こえ、蛍がたくさん飛び交っていて、趣深いようすであった。

豊北町の蛍 2025年6月8日 山口県下関市豊北町
今回の冒頭は、『源氏物語』第2帖「帚木(ははきぎ)」から。主人公・光源氏を囲む青年たちの女性談義「雨夜の品定め」で知られる巻ですが、後半は別のエピソード。

豊北町の蛍 2025年6月8日 山口県下関市豊北町
光源氏が紀伊守(きいのかみ)の邸宅に泊まった折り、家主の年若い義母も滞在していました。紀伊守は今でいうなら和歌山県知事ですが、これは京の都にあった邸宅。蛍が飛び交う、田舎風のしつらえでした。
風雅な邸宅で人妻と一夜の逢瀬…さすが光源氏ですが、彼女には結局、振られてしまいます。まあ、人妻ですしね。蛍の儚い光は、儚く散る短い恋をあらわしているのでしょう。

道の駅ほうほくパン工房ラ・メール 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくの焼き立てパン工房ラ・メールでは今月、蛍の光の色みたいな、レモンケーキパンやレモネード風味パイが登場。さわやかな風味を、ぜひ味わってみてください☆