豊北の花しょうぶ園&田耕あじさい園、花盛り♪
郭公 鳴くや五月の あやめ草 あやめも知らぬ 恋もするかな(読人不知/『古今和歌集』第11巻469番)

豊北の花しょうぶ園 2025年6月12日 山口県下関市豊北町滝部
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇りですが、青空も少しのぞいています。このまま回復してくれると良いですが、生き物には雨も必要なので悩ましいところ。

豊北の花しょうぶ園 2025年6月12日 山口県下関市豊北町滝部
先日、道の駅ほうほくから車で約15分、豊北町滝部向坊の豊北の花しょうぶ園では、花しょうぶが満開でした。情報コーナーに、道を尋ねてこられる方も多いです。

豊北の花しょうぶ園 2025年6月12日 山口県下関市豊北町滝部
郭公 鳴くや五月の あやめ草 あやめも知らぬ 恋もするかな(読人不知/『古今和歌集』第11巻469番)
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郭公(ほととぎす) 鳴くや五月(さつき)の あやめ草 あやめも知らぬ 恋もするかな(読人不知/『古今和歌集』第11巻469番)
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ホトトギスがなく五月に咲くアヤメ草の花の整った模様のような、ものの道理を知らない恋をしてしまう。

豊北の花しょうぶ園 2025年6月12日 山口県下関市豊北町滝部
今回の冒頭は、平安時代の平安時代前期に編纂された、最初の勅撰和歌集『古今和歌集』から。「読人不知(よみびとしらず)」とは、誰が詠んだかわからないということ。
和歌の世界では、ホトトギスもアヤメも、(旧暦)五月のテーマ。アヤメは「綾目」「文目」で、花びらの根元に網目状の模様があることから、その名が付きました。
アヤメとショウブの大きな違いが、この網目模様です。アヤメは5月上旬に咲き、花びらの根元が淡黄色でその周囲に白色が広がり、紫色の筋が入るもの。花ショウブは5月末から6月にかけて咲き、花びらの根元がV字型の鮮黄色。

豊北の花しょうぶ園 2025年6月12日 山口県下関市豊北町滝部
ただ、「菖蒲」と書いて「しょうぶ」とも「あやめ」とも読むように、古くはきっちり区別していたわけでもなさそうです。現在の花しょうぶには色の淡いものもあり、綾目模様のように見えるものも。昔も今も、恋する人の心は、同じように簡単に区別がつくものではないのでしょうね。

田耕あじさい園 2025年6月15日 山口県下関市豊北町田耕
道の駅ほうほくから、車で約20分、豊北町田耕朝生の田耕あじさい園も、花盛りを迎えています。今朝寄ってみると、いろんな色のあじさいが咲きはじめていました。

田耕あじさい園 2025年6月15日 山口県下関市豊北町田耕
青はさわやかで良いですが、白は目が覚めるし、ピンクもかわいいし、紫はいかにも。国道435号からすぐなので、ぜひちょっと寄ってみてください!

田耕あじさい園 2025年6月15日 山口県下関市豊北町田耕
花ではないですが、今日の道の駅ほうほくには、色鮮やかで巨大な赤玉ねぎが登場しています。2個で1.5kg超!

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
さて、どうやって食べようかな♪