下関北高校生によるしおかぜの里角島のテーブルセットと旬を迎えた豊北町の梨
丙午、詔令天下、勸殖桑紵梨栗蕪菁等草木、以助五穀。(『日本書紀』持統天皇七年三月条)

しおかぜの里角島 2025年8月27日 山口県下関市豊北町角島
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇り、昨夜は雷雨でしたが、今はちらほら青空も見える下で、元気に営業しています!

しおかぜの里角島 2025年8月27日 山口県下関市豊北町角島
道の駅ほうほくから車で約15分、豊北町角島にあるしおかぜの里角島の、駐車場からは階段とスロープの先、軒下広場にある木製のテーブルとベンチ。この度、下関北高校総合文化部により、デザインがリニューアルされたと聞いて、見に行きました。

しおかぜの里角島 2025年8月27日 山口県下関市豊北町角島
角島灯台や角島大橋、下関を代表するフグやクジラなどが描かれたテーブル。角島に残る伝説の鬼の岩や、群生地があるダルマギクがモチーフのイス。角島の特徴がしっかり描かれています!

コバルトブルービーチ 2025年8月27日 山口県下関市豊北町角島
お土産処やお食事処がある、しおかぜの里角島の駐車場は無料。道路を挟んでお向かいのコバルトブルービーチは、海水浴場としての営業は8月24日に終了しましたが、浜辺のお散歩は可能。角島での休憩時には、ぜひ下関北高校生の作品をお楽しみください♪

コバルトブルービーチ 2025年8月27日 山口県下関市豊北町角島
今日は寺畑農園から、今年初の「豊水(ほうすい)」が届きました。豊北梨の代表です。早速、たくさんのお客様が集まって来られました!

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
今年の豊北町は、梅雨にほとんど降雨がなく、梨・ブドウの成育が止まってしまったそうです。その後も猛暑が続いたためダメージが大きく、今年は梨・ブドウの地方発送と観光農園梨狩りを中止されるとのこと。残念です。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
丙午、詔令天下、勸殖桑紵梨栗蕪菁等草木、以助五穀。(『日本書紀』持統天皇七年三月条)
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丙午(ひのえうま)、天下に詔(みことのり)して、桑(くわ)、紵(からむし)、梨(なし)、栗(くり)、蕪菁(あおな)等の草木を勸(すす)め殖(う)ゑ(え)しむ、以って五穀(ごこく)を助く。(『日本書紀』持統天皇七年三月条)
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丙午の日、天下に命令を出されました。桑・紵・梨・栗・蕪菁等の草木を植えることを勧められました。五穀を助けるためである。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
今回の冒頭は、『日本書紀』から。『日本書紀』は720年(養老4)年に成立した、日本で初めての公的な歴史書。古くは『日本紀』とも言い、神代の時代から持統(じとう)天皇の代までを、編年体(へんねんたい)で記しています。
昔の、年号がなかった時代のことは、天皇の治世何年という書き方がされています。なので、「持統(じとう)天皇七年」とは、持統天皇(645~702)が即位して7年目のこと。持統天皇は天智天皇の娘で、鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ)。里中満智子『天上の虹』の主人公としても知られます。
若くして叔父・天武天皇の皇后となり、所生の草壁皇子(くさかべのみこ)が皇太子となりますが、即位前に夭折したため、690年即位。飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)を施行、班田収授法(はんでんしょうじゅのほう)を実行、律令政治の基礎を固めました。697年、孫の文武天皇に譲位して初の太上天皇となりました。
いろんな政策を実行した女傑ですが、そのうちのひとつとして、引用した草木の栽培の奨励があるわけです。「五穀(ごこく)」とは、稲・麦・粟・稗(ひえ)・豆、または米・麦・粟・黍(きび)・稗(ひえ)のこと。それを助ける農産物として栽培を勧められた中に、「梨」があります。1400年前から、梨は国家が推奨する作物だったのです。

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
これから旬を迎える豊北町の梨。寺畑農園さんは、梨をまるごと一個乾燥させた、ドライ梨も作っておられます。こちらもぜひ!