復活した粟野川沈下橋とキャンドルナイト2026 in 下関市立考古博物館
天漢 棚橋渡 織女之 伊渡左牟尓 棚橋渡(『万葉集』第10巻2081番)

粟野川沈下橋(小野橋) 2026年3月7日 山口県下関市豊北町粟野
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは晴れ。お出かけ日和です。

キャンドルナイト 2026 in 下関市立考古博物館 2026年3月7日 山口県下関市
昨夜(3/7)は、道の駅ほうほくから車で約50分、下関市綾羅木にある下関市立考古博物館で開催されたキャンドルナイト2026 in 考古博物館に行きました。昭和44(1969)国の史跡に指定された綾羅木郷遺跡の意味を語り継ぐため、毎年史跡指定記念日にあたる3月11日に近い日に開催されるイベントです。

キャンドルナイト 2026 in 下関市立考古博物館 2026年3月7日 山口県下関市
キャンドルナイトイベントは今年で5回目とのことですが、とっても華やかでした。土器文様の灯籠や竹灯り、綾羅木郷遺跡が史跡に指定された経緯を振り返るドキュメンタリー「時と土」上映なども。地域の方がたくさん集まっていて、ご家族で遺跡や博物館に親しみや興味を持っておられるようでした。

キャンドルナイト 2026 in 下関市立考古博物館 2026年3月7日 山口県下関市
道の駅ほうほくから車で約20分、豊北町粟野の粟野川にかかる沈下橋(潜水橋)の小野橋は、2023年夏の豪雨災害で橋桁の一部が流されて川に沈み、壊れていましたが、このほど復旧しました。早速、渡って来ました!

粟野川沈下橋(小野橋) 2026年3月7日 山口県下関市豊北町粟野
沈下橋(潜水橋)は、川の水面近くに架けられた、欄干のない橋。増水すると水に沈んで通行できなくなりますが、流木等で橋が壊れたり、引っ掛かって水をせき止めて洪水になることを防ぐように作られています。

壊れた粟野川沈下橋 2023年7月 山口県下関市豊北町粟野
それでも流されてしまったのは、それだけ水流の勢いが凄かったのでしょう。復旧して、粟野川を渡りやすくなり、交通が便利になりました。

粟野川沈下橋(小野橋) 2026年3月7日 山口県下関市豊北町粟野
天漢 棚橋渡 織女之 伊渡左牟尓 棚橋渡(『万葉集』第10巻2081番)
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天漢(あまのがわ) 棚橋(たはなし)渡せ 織女(おりひめ)の い渡らさむ(ん)に 棚橋渡せ(『万葉集』第10巻2081番)
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天の川に棚橋を渡せ、織姫が渡れるように棚橋を渡すのだ。

粟野川沈下橋(小野橋) 2026年3月7日 山口県下関市豊北町粟野
今回の冒頭は、奈良時代に編纂された日本最古の和歌集『万葉集』から。「棚橋」は、一枚の板を棚のように置いて渡しただけの、簡単な橋のこと。織姫と彦星の間を隔てる天の川を渡る手段としてかける橋は、「カササギの橋」と並んで「棚橋」とされることがあります。
織姫と彦星の伝説は古代中国から伝わったものですが、その中では橋を渡って会いに行くのは織姫だったようです。この歌も、織姫が渡るための橋を架けろと言っています。棚橋は板一枚で渡す橋なので、非常に不安定。男女の仲の不安定さを、うまく言い表していますね。

粟野川沈下橋(小野橋) 2026年3月7日 山口県下関市豊北町粟野
粟野川の沈下橋はそれなりに幅がありますが、川面が近く、増水時は水に沈んで形を保つよう、手すりなどがありません。現代のしっかりした橋に比べると、ちょっと心配ですが、ドキドキしながら渡ってみるのも、それはそれで楽しいです。

粟野川(小河内)河川公園 2025年4月 山口県下関市豊北町粟野
道の駅ほうほくから車で約25分、豊北町粟野小河内の粟野川河川公園は、車で入れるキャンプ場。予約は月曜日、木曜日を除く8:30~17:00限定ですが、これからの季節は桜の木の下でキャンプできます。ぜひご利用ください🌸

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくには、粟野川で採れた青海苔(あおのり)を使った「青海苔ようかん」があります。粟野の長州路菓子処だるま堂さんの商品。日持ちするので、お土産にぜひどうぞ☆