道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2026.08.24

馬関まつりで朝鮮通信使行列再現を見て来ました

長門下之関御馳走一番(『通航一覧』巻之五十四朝鮮国部三十)

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴。夜は少し涼しさを感じるようにもなりましたが、日中はまだまだ暑いので、対策は万全に!

 

角島大橋 2026年8月24日 山口県下関市豊北町

 

お天気が良いので、道の駅ほうほくから車で約10分、下関市豊北町の角島大橋のたもと、海士ヶ瀬公園に行ってみました。青空のもと、青い海が鮮やかです!

ちょうど、ほっくんバスが角島大橋を渡って行きました。ほっくんのオレンジ色が映えますね♡

 

角島大橋 2026年8月24日 山口県下関市豊北町

 

先日(8/22)、道の駅ほうほくから車で約1時間、下関市の中心部で開催された馬関まつり。夕方、JR下関駅近くの海峡メッセから海峡ゆめ広場で行われた、朝鮮通信使行列再現と親書交換式を見て来ました。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

朝鮮通信使は、室町時代から江戸時代にかけて日本を訪れた、朝鮮王朝の友好・善隣外交使節団。室町時代に3回、豊臣政権で2回、江戸時代(1607年~1811年)に計12回の使節団が来日しています。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

通信使の「信」はお手紙のこと。日本に残されて重要文化財にもなっている「朝鮮国書」は、朝鮮国王が徳川将軍に向けた使者「朝鮮通信使」に持たせた手紙です。国書は、両国王の名で取り交わされる最も重要な外交文書で、現代の外交においても元首の間で交わされます。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

下関は、本州の玄関口として使節団が立ち寄った重要な港でした。現在も、関釜フェリーが就航し、下関市と釜山市は姉妹都市提携を結んでいます。馬関まつりの朝鮮通信使行列再現には釜山市の人が来て、親書交換式は現在では両市の市長のお手紙交換です。

 

2026馬関まつり親書交換式 2026年8月22日 山口県下関市

 

釜山市長は代理でしたが、下関市長は長府藩主をイメージした、直垂に立烏帽子。直垂の「一に三ツ星」は毛利家の家紋ですが、「一」が筆文字だと萩藩毛利家、ゴシック体だと長府毛利家の紋なのです。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

行列の中で、華やかな衣装をまとった舞踊が披露され、観客がいっぱいでした。鎖国して外国との交流が途絶えていた江戸時代、朝鮮通信使の訪問は、貴重な外国の文化に触れる機会でもあったことでしょう。総勢400人余の大使節団が宿泊、休息、通行した土地では、その名残を芸能や民謡などで現代に伝えているところもあるそうです。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

馬関まつりの朝鮮通信使行列再現と親書(しんしょ)交換式も、その一つと言えるでしょう。「親書」はこの場合、下関市と釜山市の市長が交わすお手紙。

江戸時代に通信使が運んできたお手紙は、朝鮮国王が国を代表する立場で書いたものなので「国書(こくしょ)」と言います。行列の中でも、立派な入れ物で運ばれています。現在は、市長同士のお手紙なので、「親書」と呼ぶわけですね。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

長門下之関御馳走一番(『通航一覧』巻之五十四朝鮮国部三十)

長門(ながと)下之関(しものせき)御馳走(ごちそう)一番(『通航一覧』巻之五十四朝鮮国部三十)

長門国(現在の山口県)下関のもてなしが一番すばらしかった。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

今回の冒頭は、江戸時代末期に編纂された江戸幕府の近世外交史料集『通航一覧』から。永禄9(1566)年、三河国片浜浦に漂着した安南国(あんなんこく:現在のベトナム)船の事件から、文政8(1825)年外国船打払令の公布までの記録です。

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

この中で、正徳元(1711)年の朝鮮通信使が、下関で受けたもてなしが「一番」だったと言うのです。この時は、江戸幕府第6代・徳川家宣が将軍職を継いだことを祝う使節でした。何度も来ている朝鮮通信使ですから、他の場所が一番だったこともあるでしょうが、やっぱり地元が褒められると嬉しいものですね!

 

2026馬関まつり朝鮮通信使行列再現 2026年8月22日 山口県下関市

 

一行は8月29日に赤間関に到着し、9月1日に江戸に向けて出発。萩藩主・毛利吉元(もうりよしもと:1677-1731)自らの饗応に対する返礼として贈った品が、目録と共に山口県立山口博物館に残っています。筆や紙、硯や扇子など、「正徳元年朝鮮通信使進物並びに進物目録」として、平成5(1997)年に国の重要文化財に指定されました。

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町

 

朝鮮通信使とは直接関係しませんが、道の駅ほうほくにもキムチ食品があります。ぜひどうぞ☆