道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

今月の営業時間

売店・・・・・・・・・・・・・8:30~18:00

パン工房・・・・・・・・・・9:00~17:30(定休日に加えて 7/9・7/23は臨時休業

レストラン・・・・・・・10:00~18:00(オーダーストップ 17:00)

今月の定休日

…定休日 

…臨時休業

※7月9日(火)パン工房のみ臨時休業

※7月23日(火)パン工房のみ臨時休業

newsお知らせ

スタッフブログ 2023.08.07

百合の花と太翔館にいるサバー様

佐由利花 由利母相等 之多波布流 許己呂之奈久波 今日母倍米夜母(大伴家持『万葉集』第18巻4115番)

道端の百合 山口県下関市豊北町

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは晴れていましたが、だんだん雲が多くなってきました。近くの道端では、白い百合がかわいらしく咲いています。ササユリでしょうか。

ササユリかな 山口県下関市豊北町

今日の道の駅ほうほくには、百合の王様カサブランカの花苗が、たくさん並んでいました。こちらはゴージャスに咲くのでしょうね。白とピンクがありますよ。

カサブランカ花苗 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

佐由利花 由利母相等 之多波布流 許己呂之奈久波 今日母倍米夜母(大伴家持『万葉集』第18巻4115番)

さ百合花(さゆりばな) ゆり(後)も逢はむ(あはむ/あわん)と 下延ふる(したのぶる) 心しなくは(こころしなくば) 今日も経(へ)めやも(大伴家持『万葉集』第18巻4115番)

百合の花のように、ゆり(後)に逢うつもりで、ひそかに思い続ける心がなければ、今日を過ごすことができようか。

野に咲く百合 山口県下関市豊北町

今回の冒頭は「万葉集」から。日本最初の和歌集『万葉集』の編者とされる大伴家持(おおとものやかもち)が、天平感宝(てんぴょうかんぽう)元(749)年5月26日に詠んだ歌。今の暦では7月頃でしょうか。

当時、大伴家持は越中国(えっちゅうのくに:富山県)に、国守(くにのかみ:現在の県知事)として滞在していました。庭に咲く百合の花を見て、都に置いてきた妻を思って読んだ歌です。今は離れていても、いつかは会えると思うから、今日を頑張れる…万葉の時代の遠恋!

とろーり旨ナス 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

百合ではないですが、道の駅ほうほくの売店ほうほくゆめ市場で、百合みたいに白いナスを見つけました。その名も「とろーり旨ナス」。どんな味なのでしょうか。そしてどんな料理が合うのでしょうか。気になります!

サバー様 下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」企画展『北浦地方のサバー送り ―下関市北部の道のり―』(山口県下関市豊北町滝部)

さて、豊北町で夏といえば、海はもちろんですが、サバー様。道の駅からほど近い、下関市豊北町滝部にある下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」では、北浦の夏の風物詩「サバー様」に関する企画展『北浦地方のサバー送り ―下関市北部の道のり―』開催中。

サバー様は、お隣の長門市で作られる、騎馬武者姿の藁人形(2体)。田んぼの稲につく害虫を追い払うために、田んぼから田んぼへと、長門市域では鉦太鼓で送られ、豊北町域では夜中にこっそり、旅をしておられます。すでにひと月以上経っているので、今見ても正体不明かもしれません。

サバー様とこれまでのコース地図 下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」企画展『北浦地方のサバー送り ―下関市北部の道のり―』(山口県下関市豊北町滝部)

これまでサバー様がたどったコースを、記録がある1996年から昨年度まで、地図パネルでまとめて見ることができます。先週はまだ豊北町二見にいらっしゃったというサバー様を探すなら、予習に最適ですね!

太翔館は、大正13(1924)年に竣工した、旧滝部小学校の建物。大正レトロなルネサンス様式の木造建築で、山口県指定有形文化財です。建物じたいも素敵なので、ぜひお立ち寄りくださいね☆

下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」 山口県下関市豊北町滝部

下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」

  • ・山口県下関市豊北町滝部3153-1
  • ・電話:083-782-1651
  • ・9:00~17:00
  • ・休館日:月曜(年末年始、12/29~1/3)
  • ・入館無料

かわいい百合の花 山口県下関市豊北町