道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

今月の営業時間

売店・・・・・・・・・・・・・8:30~18:00

パン工房・・・・・・・・・・9:00~17:30

レストラン・・・・・・・10:00~18:00(オーダーストップ 17:00)

今月の定休日

…定休日 

…臨時休業

newsお知らせ

スタッフブログ 2023.08.17

露草とお盆の夏祭り

朝開 夕者消流 鴨頭草乃 可消戀毛 吾者為鴨(『万葉集』第10巻2291番)

展望テラスから 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは曇り。空は明るいですが、予報では時々雨。道端では、露草が色鮮やかに咲いていました。

露草 山口県下関市豊北町

朝開 夕者消流 鴨頭草乃 可消戀毛 吾者為鴨(『万葉集』第10巻2291番)

(あした)咲き 夕(ゆふべ/ゆうべ)は消(け)ぬる 月草(つきくさ)の 消(け)ぬべき恋も 我れはするかも(『万葉集』第10巻2291番)

朝に咲いて夕方にはしぼんでしまう月草(露草)のように、はかなく消えてしまう恋を私はしているのだろうか。

道端の露草 山口県下関市豊北町

今回の冒頭は『万葉集』から。『万葉集』は奈良時代、大伴家持(おおとものやかもち)が編纂したとされる、日本最古の和歌集。露草は「月草(つきくさ)」の名で、7首ほど詠まれています。この季節、足元に咲く花ですね。

一緒に咲く露草 山口県下関市豊北町

露草は、ツユクサ科の一年草。鮮やかな青紫色の花びらがかわいい、小さな花が咲きます。朝早く咲き、夕方にしおれてしまう儚い花。古くは染料として、摺染(すりぞめ)や青花紙に用いられました。「月草」のほか、「ホタルグサ」「アイバナ」などの名でも知られます。

布ぞうり 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

草木染ではないですが、道の駅ほうほくの売店ほうほく夢市場・手芸品コーナーには、地元の方手作りのマスクや布ぞうりが、並んでいます。彩り鮮やかで懐かしい一品を、選んでみてください。

ブルーベリー 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

道の駅ほうほく売店夢市場では、色鮮やかな果物も販売中。ブルーベリーは濃い紫色。夏休みのイベントに、ジャムやお菓子作りもいいですね。

こはく寒天 宝石菓 道の駅ほうほく(山口県下関市豊北町)

お菓子では、宝石のような『こはく(琥珀)寒天 宝石菓』など。いろいろなフルーツの風味を残した、伝統の和菓子。お抹茶菓子としてもいただけますが、炭酸に入れても良いそうです。綺麗で目に楽しく、お盆のお供えにも人気の一品。

あがわのお盆 山口県下関市豊北町阿川

さて、お盆期間中、豊北町あちこちで盆踊り夏祭り花火大会が行われました。いくつか覗いてきたので、ご紹介します。まずは8/14、JR阿川駅前で開催の「あがわのお盆」。盆踊りと、キッチンカーによる出店がありました。

角島三番叟 山口県下関市豊北町角島

8/14~16の三日間、角島八幡宮で興行の盆芝居。8/14は小学生による「三番叟(さんばそう)」と、劇団による時代劇の二本立て。華やかな時代衣装で、元気よく踊りました。

滝部の盆踊り 山口県下関市豊北町滝部

8/15は下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館(たいしょうかん)」(旧滝部小学校)前広場で、滝部地区盆踊り夏祭り大会。途中雨に降られる場面もありましたが、口説き(唄)と太鼓にあわせて、みんなで延々と二時間「滝部音頭(たきべおんど)」を踊り、最後は花火を楽しみました。

菊連のよさこい 田耕納涼夏祭り 山口県下関市豊北町田耕 

お盆最終日は、田耕市民(旧田耕中学校)グラウンドで、田耕地区納涼夏まつり大会。ダンスやよさこいをはじめとするステージイベントや、餅撒きならぬなんでも撒きで盛り上がり、万歳三唱で締めました。

毎年下関の夏を締めくくる、豊北夏祭り花火大会は、9/2開催です。今年の会場は、滝部の総合グラウンド。ぜひお越しください!

滝部の盆踊り花火大会の花火 山口県下関市豊北町