夏の土用は「う」と「黒」で
みなさま、こんにちは白石です。
昨日ようやく山口県を含む九州北部が「梅雨明け」したとみられるとの発表がありましたね。
今年は梅雨入りが平年より遅く、梅雨明けが3日遅く、10日ほど短い梅雨となったようです。
さて、明日7月24日水曜日は土用の丑の日です。
一般的に土用の丑の日といえば夏のイメージですが、実は夏だけのものではありません。
土用の丑の日の「土用」とは、日本の季節の変わり目の目安となる「立春(2月4日頃)」「立夏(5月5日頃)」「立秋(8月7日頃)」「立冬(11月7日頃)」の前の約18日間、計約72日間のことを指します。
なかでも、立秋の前の18日間を「夏の土用」といい、今では通常、土用といえば夏の土用を指します。
今回は土用の丑の日といえば「うなぎ」と「黒色」の食べ物ですが、「うなぎ」以外の土用の丑の日に食べると良いといわれている食べ物を紹介したいと思います。
梅干しです。
暑さでよわりがちな食欲を復活させるには、梅干しの酸味がぴったりです。食欲を刺激するだけでなく、さっぱりと食べられるのも暑い夏にはうれしいところです。
土用卵です。
「土用卵」とは土用の期間に生まれた卵のことで、精のつく食べ物であると考えられています。卵にはたくさんの栄養が含まれていますので、うなぎ等とセットで食べてみてはいかがでしょうか。
土用餅です。
土用に食べるあんこで包まれた餅は「土用餅」と呼ばれています。食べると力がつくとされる餅、厄(やく)除けの意味を持つ小豆から作るあんこの2つの食材を使った土用餅には、夏負けしないようにとの願いが込められています。
因みに春の土用は「い」のつく食べ物と「白色」の食べ物、夏の土用は「う」と「黒色」、秋の土用は「た」と「青色」、冬の土用は「ひ」と「赤色」のつく食べ物がよいそうです。
興味のある方はいかがでしょうか。