道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2025.02.20

今が旬!新芽の海藻がオススメ

こんにちは。橋本です。

再び寒波襲来とのことで、各地で大雪の報道がされ、山陰側は雪に警戒するように言われています。警報や注意報の出ている地域の方はどうぞお気を付けくださいませ。

豊北町は山陰側にありますが、地形的に少し南下に位置しているためか幸いにも雪があまり降らない地域になっています。寒さも山間部に比べれば暖かいかもしれません。豊田町から出勤してくるスタッフがいますが、朝の出勤時間帯の気温、今日はマイナス5℃だったそうで、それ聞くだけで寒くなりました。まだまだ寒さが続きますので、防寒対策をしてお出かけくださいませ。

 

さて、この寒い中、収穫最盛期なのがコチラ↓↓↓↓

ワカメ!!

地元でも朝から海で磯見漁(いそみりょう:小舟に乗って箱メガネで海中を覗きながら、貝や海藻などをとる伝統漁法)をしている姿を見かけます。船にはテンコ盛りの茶色い山(ワカメ)も見えたりします。

この時期の生ワカメは、さっとお湯に通すと色鮮やかな緑色に変わります。これをシンプルに味ポンかけて食べるだけでも美味しいですよ。コリコリ、シャキシャキの歯ごたえと食べやすさでいくらでも食べてれますよ。海藻の食べすぎは良くないそうなのでほどほどで(笑)

 

またこの時期、この地域の風物詩が、ワカメカーテン!春の訪れを告げる わかめ干しが海岸沿いの個人宅の庭で見られるようになります。

海から収穫してきたワカメを真水で洗い、寒風で乾燥させて乾燥ワカメを作っていくのですが、これがとにかく手間ひまかかる!

乾燥わかめは生のわかめを洗濯ばさみで挟んで干しておくだけ!とお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、どっこい!色々な工程があります。

 

まずワカメを軽く水洗いをした後、竹棒の洗濯バサミに挟んで干します。先端は切れやすく、しかもヌルヌルしているので、なかなか挟みにくくコツが要ります。

挟んだ後は少し表面が乾いた頃、ワカメの茎を割きます。竹串を茎に刺して下に下ろしながら割いていきます。そして葉(?)の部分も割いて細かくヒラヒラにしていきます。→この作業をしないと乾燥しづらく、さらには乾いた時にくっついて丸まって細かく刻みにくくなるからです。

それぞれの家で違いますが、茎を薄く割いて、茎を完全に取り除く家もあります(茎は乾燥すると固くなり、食感が悪くなる為です)。

ちなみに取り除いた茎(芯)は、捨てません!形が不揃いなので、お店などでは売られる事はあまりありませんが、各家庭で佃煮や煮物、酢漬けにして食卓に並びます。

その作業を干したワカメの量だけしなくてはいけないので、かなり時間がかかります。そして作業は乾くまでの時間との勝負になるので、終わるまでどんなに寒くても付きっ切りです。

手間暇かかる分、美味しい乾燥ワカメができます。

新物の乾燥したワカメは、刻んで炊き立てご飯に振りかけたり、少し大きめにカットして味噌汁に入れたりするとサッと色が新緑に変わって、磯の香りが立ちます。

乾燥わかめは長期保存もでき、食べたい量だけ使用できる利便性はますが、時間が経つにつれ、色の変化も香りもなくなってくるので、ご購入いただいた際はお早めにご賞味くださいませ。

 

また、この時期、海藻類は新芽がでるので、生のイソナも今の時期だけ店頭に並ぶことがあります。お問い合わせが多いユナもたまに入荷があります。

店頭に並んでいるのを見かけましたら、ぜひお買い求めくださいませ。