満開の豊北町の桜と太翔館のゾウさん
色も香も 同じ昔に さくらめど 年ふる人ぞ あらたまりける(紀友則/『古今和歌集』第一巻57番)

下関市立豊北歴史民俗資料館・太翔館「ゾウさん」 2025年4月半ばまで 山口県下関市豊北町滝部
こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは快晴。豊北町の桜(ソメイヨシノ)は、おそらく今日明日が見頃です。満開🌸

JA豊北町支所の桜 2025年4月2日 山口県下関市豊北町滝部
今朝、道の駅ほうほくから車で約10分、豊北町滝部のJA山口・豊北町支所の桜を見に行きました。青空の下、小川に沿って、満開の桜が、道行く人の目を楽しませています。

JA豊北町支所の桜 2025年4月2日 山口県下関市豊北町滝部
これから数日、豊北町のあちこちで、綺麗な桜が楽しめそう。今日みたいなドライブ日和には、ぜひお出かけください☆

JR滝部駅の桜 2025年3月31日 山口県下関市豊北町滝部
3月31日は、豊北町滝部のJR滝部駅の線路沿いに桜が咲いていたので、寄ってみました。緋桜は、明るくていいですね🌸

JR滝部駅の桜 2025年3月31日 山口県下関市豊北町滝部
色も香も 同じ昔に さくらめど 年ふる人ぞ あらたまりける(紀友則/『古今和歌集』第一巻57番)
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花の色も香りも昔と同じように咲くけれど、年をとった自分はまたひとつ年をとってしまいました。

JR滝部駅の桜 2025年3月31日 山口県下関市豊北町滝部
今回の冒頭は、平安時代の平安時代前期に編纂された、最初の勅撰和歌集『古今和歌集』から。作者の紀友則(きのとものり)は平安時代前期の歌人ですが、生没年不詳。紀貫之(きのつらゆき)のイトコで、三十六歌仙のひとり。
詞書(ことばがき)に「さくらの花のもとにて年の老いぬることを嘆きて」とあるので、「咲く」のは桜。桜の花は変わらず美しく咲くのに自分は年々老いてゆくという感慨は、現代人と変わりませんね。
4月6日の山口県無形民俗文化財・浜出祭(はまいでさい)も近付いて来ました。豊北町で、七年に一度行われ、田耕地区の田耕神社と神玉地区の神功皇后神社の合同祭礼。
朝10時に、時代衣装をまとった行列がそれぞれの神社を出発、途中はバス移動ですが、13時に土井ヶ浜弥生橋近くの祭場で「奏者交換(そうじゃこうかん)」を行い、ひとつの行列となって土井ヶ浜祭場に向かいます。土井ヶ浜ミュージアムの駐車場が祭場として、三つの「座」が設けられ、古式ゆかしいさまざまな儀式が行われます。

道の駅ほうほくカモンFM公開生放送「鰤切」 2025年3月29日 山口県下関市豊北町
先日、3月29日に道の駅ほうほくの、カモンFM公開生放送で行われた「鰤切(ぶりきり)」も、この浜出祭の神事です。当日、土井ヶ浜に設けられた浜殿では、三カ所で行われます。ぜひお出かけください!

下関市立豊北歴史民俗資料館・太翔館「ゾウさん」 2025年4月半ばまで 山口県下関市豊北町滝部
道の駅ほうほくから車で約10分、下関市豊北町滝部にある下関市立豊北歴史民俗資料館「太翔館」に、恒例の「ゾウさん」が今年も登場!
仏教寺院では、お釈迦様の誕生日4月8日に、お祝いの法要「灌仏会(かんぶつえ)」、別名「花祭り」を行います。このゾウさんは、豊北町滝部地区の浄土真宗寺院で、4月8日の花祭りに登場していました。知っている方も多いのでは?

下関市立豊北歴史民俗資料館・太翔館「ゾウさん」 2025年4月半ばまで 山口県下関市豊北町滝部
「灌仏会」は、お釈様誕生の時、天から(仏教的な)神々が降りてきて、祝福のために甘露(かんろ)の水を注いだという、仏教経典のエピソードによります。お釈迦様の母・マーヤー夫人が、心地よい広い草原で横になり休んでいると、どこからか鼻に白い蓮の花を持った白い象が現れ、夫人の右脇にスッと入りました。
夢から覚めたマーヤー夫人は、身籠ったことに気づきました。やがて生まれた子どもが、のちのお釈迦様です。このことから、灌仏会では白い象が登場するのです。豊北町の花祭りのゾウさんに、ぜひ会いに来て下さい!

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町
道の駅ほうほくには、素敵な桜色のアクセサリーや、桜色のドレッシングがあります。こちらもぜひ☆

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町