道の駅 北浦街道ほうほく For Foreign Tourists

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スタッフブログ 2025.04.23

かげろふのそれ

かげろふの  それかあらぬか  春雨の  降る日となれば  袖ぞ濡れぬる(読人不知/『古今和歌集』第14巻731番)

 

角島大橋 2025年4月19日 山口県下関市豊北町

 

こんにちは。山田です。今朝の道の駅ほうほくは雨ですが、元気に営業しています!

先週土曜日、快晴だったので角島大橋のたもと、海士ヶ瀬(あまがせ)公園に行きました。春の絶景が広がっていました。

 

長正司の大藤棚 2025年4月20日 山口県下関市豊田町

 

道端では藤(ヤマフジ)の花が咲いているので、道の駅ほうほくから車で約40分、下関市豊田町西市の、長正司の大藤棚を見に行きました。藤棚はまだ咲きはじめといったところでしたが、藤の階段は見頃を迎えていました。

 

長正司の大藤棚 2025年4月20日 山口県下関市豊田町

 

長正司の大藤棚は、いつもGWが見頃です。4月27日(日)は荒神祭りで、お神輿があがるとか。見ごたえありそうです☆

 

粟野川河川公園(小河内キャンプ場) 2025年4月25日から 山口県下関市豊北町粟野

 

道の駅ほうほくから車で約20分、豊北町粟野小河内、粟野川河川公園の、「小河内キャンプ場」。2023年夏の豪雨災害で閉じていましたが、2025年4月25日再開(ただしデイキャンプのみ、予約必須)!

利用時間は9:00~17:00、予約は3日前まで。利用料は無料。所定の場所で利用許可証と鍵を受け取り、返却となります。水道などは、鍵がないと利用できません。お問い合わせは、豊北町観光協会か、下関市役所豊北総合支所地域政策課まで。

 

粟野川河川公園(小河内キャンプ場) 2025年4月25日から 山口県下関市豊北町粟野

 

春には桜の木の下でキャンプできるのですが、これからは青葉の下。春の日をのんびり過ごしたい方は、ぜひお出かけください⛺

 

粟野川河川公園(小河内キャンプ場) 2025年4月25日から 山口県下関市豊北町粟野

 

先日4月21日16時頃、空は晴れているのに、道の駅ほうほく展望テラスから、角島が見えなくなりました。朝から霞がひどく、水平線上には雲が伸びていて、そのせいかどうかはわかりませんが、水蒸気のいたずらっぽい不思議な現象でした。

 

道の駅ほうほく展望テラス 2025年4月21日 山口県下関市豊北町

 

かげろふの  それかあらぬか  春雨の  降る日となれば  袖ぞ濡れぬる(読人不知/『古今和歌集』第14巻731番)

かげろふ(陽炎/かげろう)の  それかあらぬか  春雨の  降る日と(古人)なれば  袖(そで)ぞ濡れぬる(読人不知/『古今和歌集』第14巻731番)

まるで陽炎のように、本当にあったこととは思えなくて、春雨が降る日には、過去の人となった私の袖は涙で濡れています。

 

滝部のシダレザクラ 2025年3月28日 山口県下関市豊北町

 

今回の冒頭は、平安時代の平安時代前期に編纂された、最初の勅撰和歌集『古今和歌集』から。「読人不知(よみびとしらず)」とは、誰が詠んだかわからないということ。

「陽炎(かげろう)」とは、晴れた春の日に、地上から立つ水蒸気によって光がゆらいで見える現象で、儚いもののたとえです。親しかったことが、陽炎のように、消えてなくなってしまったのでしょう。

 

道の駅ほうほくの春雨 山口県下関市豊北町

 

「春雨」はよく涙のたとえに使われます。「降る日と」は「古人(ふるひと)」の掛詞で、「過去の人」ということ。過去の人となった自分が涙に濡れていると、春雨にからめて歌っています。春雨の降る日の物思い、今でもありそうです。

角島が見えなくなった現象が、陽炎のためかどうかはわかりませんが、春の日には他にも不思議なことがあるかもしれません。

 

道の駅ほうほく展望テラス 2025年4月21日 山口県下関市豊北町

 

道の駅ほうほくには、キャンプやBBQで使える雑貨もいろいろあります。ぜひどうぞ☆

 

道の駅ほうほく 山口県下関市豊北町